ファッション

マッシュHD「ミラ オーウェン」「フレイ アイディー」「ジェラート ピケ」「サロン ド バルコニー」 原点回帰とプロファイリングで進化

 現在25店舗の「フレイ アイディー」はこの一年、「得意としてきた、ちょいモードとか、トレンド感、抜け感などを封印してきた」と近藤社長。その分、挑戦したのが、先輩方がやってきた、“スキのない服作り” “美脚パンツ” “縫製の美しさ” “仕立ての良さ”などの強化だ」。企画チーム内で担当アイテムを割り振り、百貨店や ファッションビルのキャリア系ブランドのアイテムに改めて目を向け、形やはき心地などを徹底的に研究し、価格とクオリティーで一番と言えるような商品作りを目指した。

 「ようやくモノが洗練されてきた。秋冬からは得意の大人のゆるさやモード感なども取り入れたところ、水を得た魚のように面白い商品が出来上がってきた。すごく進化した 『フレイ アイディー』を見せられると思う」。 洗える素材やスタイルアップ効果のあるジャケットやパンツ、ブラウスも投入。レースやエコファーなど素材感も充実した。ルームウエアブームをけん引した「ジェラート ピケ」は、現在48店舗。レーヨンを使った肌触りのいいルームウエアや吸水速乾機能のあるアクアドライ素材のガウンなど、毎シーズン新素材を投入。さらにブランドの代名詞である“モコモコ”シリーズに加え、布帛やカットソーなども増えている。「ルームウエアとして、より研ぎ澄ませ、 マニアックに突き詰めようとしている。ワンマイル向けだった『ジェラート ピケ ガーデン』も家のベランダで楽しむものとし、『ジョエル・ロブション』とのコラボでモノトーンやシルクのパジャマを提案し、ラグジュアリー感や大人、男性も着やすいものを増やした。“寝る”に対応するために布帛パジャ マを増やしたり、モコモコ素材でも寝るときにも着られるように、切り替えや首回りも修正した。変わらないように見えがちな『ピケ』だが、いつも見ているファンにはしっかりと変わっていることが伝わっている」 と近藤社長。直近9カ月の前年同期比も115%と好調だ。

 13年にマッシュ入りし、14年秋にセレクトショップからブランド事業へと切り替えた「サロンドバルコニー」は、ルミネ新宿1店のみで展開中。「プロデューサーの野口(アヤ)がこだわるアイテムや生地へのファンは多い。『アンドプレミアム』のようなモノ作りの背景や素材へのこだわりを理解できる読者を持つ媒体ともうまくマッチしそうだ。地に足をつけて、伝えるべきファンに呼び掛けて徹底的に良さを伝えていきたい」。従来からデニムに定評があるが、「百貨店などとパートナシップを組み、FC戦略も考えていきたい。デニム売り場の周りに置けばコーディネートも想起できて良いと思う」。

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