婦人フォーマルの東京ソワール(東京、小泉純一)は、宮中行事などで求められる女性の最上位の「正礼装」に対応した商品を強化する。秋の叙勲シーズンを前に、9月25日から新商品を百貨店フォーマル売り場に並べる。叙勲に占める女性の割合は10.8%(10年前に比べて1.5ポイント増)とまだ少ないが、日本初の女性首相も誕生するなど、各界で女性リーダーが増えており、需要が増加すると同社は見る。
叙勲や褒章などの受章者は春・秋合わせて年間約1万7000人におよび、園遊会には春・秋合わせて年間約4000人が招待される。配偶者も出席するため、女性が宮中で着るフォーマルドレスの需要は安定的にある。百貨店のフォーマルウエア売り場では、専門知識を持つスタッフがアドバイスしてくれる。
基本的なドレスコードとは?
叙勲や褒章はドレスコードが指定されている。女性の場合、「大綬章」は格式の高いローブデコルテまたはローブモンタント、それ以外の等級ではロングドレスやスーツなどが選ばれる。
人気の高いローブモンタントは、男性のモーニングコートに相当する正礼装だ。ローブモンタントには「襟元を大きく開けすぎず、袖は長袖から7〜8分丈程度」「スカート丈は膝が隠れる程度の丈〜靴先がのぞくヒール丈の間」「ジャケットとワンピースのアンサンブルの場合は、同色・同素材が基本」といった基準が設けられている。同社は光沢のあるジャカードを用いて、ローブモンタントとして着用できるワンピース(12万1000円)、羽織ることができるジャケット(9万7900円)を新発売する。