ビジネス
特集 繊維産地発 新しい経済循環

地域文化を活用して生む新しい経済循環の可能性

有料会員限定記事

地域文化を活用して生む新しい経済循環の可能性

今、海外のラグジュアリーブランドから日本の技法や技術に熱い視線が注がれている。LVMHグループの各メゾンと職人の関係強化を促進し、素材や技術を安定的に確保するために設立されたLVMH メティエ ダール日本支部の盛岡笑奈ディレクターはこう語る。「日本は他の国に比べて技術・技法の衰退速度が遅かったため(その技術・技法をつなげるならば)最後のチャンスが今。サヴォワ・フェール(職人技術)は正しい価値で評価すべきで、付加価値が高いラグジュアリービジネスとは親和性が高い」。同社は岡山・デニムメーカーのクロキや京都・西陣織の細尾とパートナーシップを締結している。(この記事は「WWDJAPAN」2025年5月26日号からの抜粋です)

日本のテキスタイルの技法や技術は海外で高く評価されており、新たなビジネスチャンスになっている。他方、技法や技術の継承がかなったとしても評価が高い海外への輸出を検討すると、欧州を中心に進んでいる製品への法規制が高い障壁となる。であれば、増え続ける訪日外国人(や日本人)をターゲットにその土地に残る技法や技術を地域文化として捉えて活用し、観光とも結びつけた新規ビジネスの検討が有効的ではないか。

この続きを読むには…
残り975⽂字, 画像2枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

令和のプレイングマネジャー11人のマネジメントの秘訣とは? 84社の人事部アンケートの結果も公開

7月14日号の「WWDJAPAN」は、「令和のプレイングマネジャー」特集です。 現場と経営層とをつなぐ需要な役割を果たすのが、中間管理職(課長クラス)。プレイヤーでありながら、マネジャーとしてチームメンバーを鼓舞し、成果を出す――ファッション&ビューティ企業で活躍する、そんな「令和のプレイングマネジャー」を紹介します。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。