ファッション

「Y-3」からファーストフレグランス誕生

 「アディダス」がデザイナーの山本耀司をクリエイティブ・ディレクターに迎え、2002年に設立した「Y-3」は、10周年目のシーズンを迎え、初となるフレグランス「ブラック レーベル」を2月に発売する。「日本の洗練されたハイファッションのセンスと、フレッシュでスポーティな要素を融合させた新感覚の香りが誕生した」とアディダスのダーク・ショーンベルガー=スポーツ スタイル部門クリエイティブ・ディレクター。香りは、カルダモン、エレミ、マリーゴールドのフレッシュな立ち上がりから、シダーウッド、ラベンダー、ブラックペッパーのアクセントが効いたミドルを経て、ラストはパチョリ、ベチバー、トンカビーンズへと変化する。山本クリエイティブ・ディレクターは「フレグランス作りと洋服のデザインは相当異なるが、感覚に訴えるという点では同じ」と、香水の意義についてコメントを寄せた。ボトルデザインは透明でグラフィックなフォルムで、ボトルの底はスニーカーのソールのような凹凸の形をしている。

 

 

 

 オードトワレの価格は75ml が95ドル(約8400円)。業界筋は全世界における初年度総小売り売上高を100万ユーロ(約1億1900万円)と予測している。2月から約80の「Y-3」の旗艦店と、ショップインショップ、そして公式EC サイトで販売する。日本での店頭発売は未定。パリ・メンズファッション・ウィーク期間中に、シアター・サンジェルマンで発表記念パーティーが催された。


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