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三井物産がビギHDを完全子会社化 新社長に物産出身の田中氏

三井物産は3日、ビギホールディングス(HD)の全株式を取得して完全子会社にしたと発表した。三井物産は2018年にビギHDに資本参画し、三井物産が33.4%、三井物産系のMSD企業投資が運営するMSD第一号投資事業有限責任組合が66.6%の株式を保有していた。今回、三井物産はMSDの保有株を取得し、出資比率を100%にした。

ビギHDは1日付で社長の武内一志氏が代表権のない会長に退き、三井物産出身でマックスマーラ ジャパンの社長経験がある田中雅人氏が社長に就任した。新体制のもと、三井物産が持つ世界的なネットワークやDX(デジタル・トランスフォーメーション)の知見を生かして、成長を目指す。

ビギHDは、1970年に大楠裕二氏が創業したビギやメルローズなど擁する持株会社。現在は「ヨシエイナバ」「モガ」のビギ、「ピンクハウス」「マルティニーク」「コンバーストウキョウ」のメルローズ、「メンズ・ビギ」のメンズ・ビギ、「パパス」「マドモアゼルノンノン」のパパス、「ジョンスメドレー」のリーミルズ エージェンシーなどの事業会社で構成される。23年2月期のグループ売上高は456億円。

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