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“ドン・フリオ 1942”がバーニーズ ニューヨーク六本木店とイベント開催 IOと服部昌孝が語るヒップホップ×ファッションの関係値

プレミアムテキーラの先駆けである「ドン・フリオ(DON JULIO)」ブランドの “ドン・フリオ 1942”は、昨年誕生20周年を迎えた。これを記念し、8月18~25日、今年創業100周年を迎えたバーニーズ ニューヨークの六本木店と“Don Julio 1942 Lounge in BARNEYS NEW YORK”を開催した。前日17日に行われたレセプションパーティーには、ラッパーやアートディレクターとして活躍するIO(イオ)がスペシャルゲストとして登場。ライブパフォーマンスのほか、服部昌孝スタイリストとのトークショーを行った。

“ドン・フリオ 1942”で祝す
バーニーズ ニューヨークの
創業100周年

昨年誕生20周年を迎えた“ドン・フリオ 1942”は、「ドン・フリオ」創業者のドン・フリオ・ゴンザレス(Don Julio Gonzalez)がテキーラ作りを始めた1942年のトリビュートプロダクツとして誕生した。手作業によるアガベ栽培から樽熟成にいたるまで、全行程に入念な注意を払い製造される。アメリカンウイスキー樽で最低2.5年の熟成期間を経て生まれ、芳醇な香りとまろやかな口あたりが特徴だ。海外ではオスカーパーティーなどのラグジュアリーシーンで愛されるほか、ヒップホップアーティストのミュージックビデオや歌詞にも登場し、“セレブレーションのお酒”として親しまれる。

「“ドン・フリオ 1942”は“成功者の象徴”」

村上要「WWDJAPAN」編集長の司会・進行のもと、IO、服部昌孝スタイリストがトークセッションに登場。音楽やファッションとの出会い、“ドン・フリオ 1942”に持つイメージなどを話した。

WWD:2人の出会いは?

服部昌孝(以下、服部):ファッション誌の撮影で、僕がIOのスタイリングを担当しました。初めて会った時はとにかく日本人離れしているルックスと、精神的にも大人だったというのが印象的でした。そこから仕事で会うことが増え、当時は撮影中に揉めたこともあったんですが(笑)、こうしてお互い大人になり、今でも交流があります。

WWD: IO氏が音楽に興味を持ったきっかけは?

IO:最初は友達がヒップホップを聴いていたことから影響を受けました。昔は缶蹴りなどをしていた遊びが、自然とヒップホップに変わっていったような感じです。映画の中の世界みたいな、自分が知らない世界だったからすごく刺激的でした。

WWD:音楽とファッションは互いに影響し合うと思う?

服部:そうですね。自分がスタイリングする時にも音楽にインスピレーションを受けることもあったり。ミュージックビデオなど、過去の作品を参考にすることも多いです。スタイリストとして色々なミュージシャンと関わっていく中で思うのですが、実はヒップホップカルチャーってファッションとつながりやすい。ヒップホップは自分を着飾って、「俺はこうだ」ってアピールする文化。着飾るという意味では、ファッションとヒップホップはかなり関係性が深いものだと思います。

WWD:それぞれアーティスト、スタイリストとして活動する2人が大切にしていることは?

IO:周りからの影響を受けすぎない──自分のスタイルを貫く。どんなシチュエーションでもあまり変わらない自分でありたいです。

服部:相手とコミュニケーションを取りながら、常に“短所を消さずに長所を伸ばす”ということを心がけています。

WWD:IO氏は最近自身のジュエリーブランド「レイドバック(RAYDBACK)」もローンチしたが、その背景とは?

IO:ヒップホップアーティストって大ぶりのジュエリーをつけているイメージが強いと思います。でも僕は普段からシンプルな服装をしていることが多いので、そういう自分のスタイルに合いながらもヒップホップを感じるようなジュエリーがあるといいな、と。その中で、ヒップホップカルチャーの中では王道のジュエリー“ジーザス ピース”にインスピレーションを受けたものを作りました。

WWD:“ドン・フリオ 1942”についてどんなイメージを持つ?

服部:お酒についてあまり詳しくないのですが、すごく飲みやすいですよね。よくクラブで出てくるテキーラのように「うっ……」となる感じが全くない。香りもよく、上品に飲めるテキーラですね。

IO:ヒップホップには「ロレックス(ROLEX)」など、成功したラッパーが持つ色々な“象徴”がありますよね。そういったカルチャーの中にある“成功の象徴”の1つが“ドン・フリオ 1942”。憧れの存在であり、手にした時に成功を噛み締められるような存在だと思います。高級感があり、飲みやすいですよね。

“ドン・フリオ 1942”と楽しむ
豪華ライブパフォーマンス

ライブパフォーマンスに登場したIOは「Kidy」「Honto」など、ニューリリースを含む人気曲を披露。さらにDJ KORK、nasthugがパフォーマンスを行い、来場者たちは“ドン・フリオ 1942”を片手に音楽に酔いしれた。

“ドン・フリオ1942”を片手に楽しむ
エクスクルーシヴな一夜

8月27日まで行われたポップアップイベントでは、ゲストDJとしてShioriyBradshaw、DaBookが登場。バーニーズ ニューヨーク六本木店のラグジュアリーな空間で、プレミアムテキーラと音楽を楽しむ特別な10日間となった。

PHOTOS:KAZUSHI TOYOTA
STYLING:KAZ NAGAI[IO]
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