サステナビリティ

長崎・五島市がワーケーション参加者募集 島の森林保全や人口減など大人の社会科見学も

九州最西端に位置する長崎県五島市は五島列島・福江島で「五島ワーケーション・チャレンジ」を10月14日から27日まで開催する。期間中は、“人口減少の中に「希望」を見出す本気の社会見学”と題してビジネスパーソンのための社会科見学も開催する。一日一つの課題について学ぶ三日間連続のスタディツアーとなっており、参加者は「急激に増える廃校」「森林保全・林業」「再生可能エネルギー」のAコースか、「二次離島」「水インフラ」「事業継承」のBコース、もしくは両方を選択できる。

社会科見学は「座学、フィールドワーク、ダイアローグ(対話)」の三部構成になっており、日やコースに応じて現場見学や、行政関係者や民間事業者との対話などの時間が設けられている。また、「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること」の著者、河合雅司氏をはじめとしたスペシャルゲストも参加予定だ。価格は三日間の通し券が6万円、六日間の通し券が11万円(いずれも税込、交通費・宿泊費を除く)。8月11日に応募を締め切る。

今年は、子供連れの参加者を対象とした五島市の小学校・保育園・こども園への体験入学や一時利用が可能な「お子様ケア」プログラムも再開。親子での新たな学びの時間を提供する。

「五島ワーケーション・チャレンジ」は2019年にスタートし、過去300人以上のビジネスパーソンが参加してきた。舞台となる長崎県・五島市は、約50年前には約9万人あった人口がおよそ1/3の約3万4000人までに減少、その高齢化率は40%を超えている。人口減少にともなう様々な社会課題がすでに表層化している五島市は、「未来の日本の社会課題」を先んじて体感できる場所だという。

対象は「日本の未来について本気で考えたい全国のビジネスパーソン」と主催者。「統計データやそれに基づく予測だけでは理解が難しい未来の日本の社会課題を、フィールドワークや、地域で実際に課題に取り組んでいる行政関係者や民間事業者との対話を通じて、とことんリアルに学んでいくプログラム。体感値を通じた課題認識によって物事を自分事化し、社会のデザインに生かしていくことを目指している」。

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