ファッション

「ステラ マッカートニー」が世界初カフェ併設コンセプトストアを阪急うめだ本店にオープン

 「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」は4月12日、阪急うめだ本店8階に世界初のカフェ併設型コンセプトストア「ステラズ ワールド バイ ステラ マッカートニー(STELLA’S WORLD by Stella McCartney)」をオープンした。同店は、阪急うめだ本店と共同開発したコンセプトストアで、クルエルティフリー(残虐性(cruelty)がない(free)という意味。商品の開発・製造・消費者の手元に届くまでのいかなるフェーズでも動物を用いた実験がなされていないことを表す)のファッションとフード、音楽を提供する。

 世界初となるカフェではビーガンメニューを提供する。ステラの顔をビーツで描いたカフェラテ“ステラテ”(1000円)やチョコバナナスムージー“ファラバナナ”(1250円)などブランドにゆかりがある名前をもじったメニューが並ぶ。食材は全て植物由来でエシカルに調達されたものを選んだ。

 店内にはプレタポルテコレクションやライフスタイルグッズに加え、同店限定のオリジナルアイテムや、ブランドの価値観や理念に沿って製作されるスーベニアアイテム(5月17日のグランドオープン時に披露)、ステラがセレクトしたキャンドルやジャムなどが並ぶ。

 共同開発に至った理由は同売り場コンセプト“人と自然の共生”と、「ステラ」ブランドのDNAが合致したから。店内はブランドのルーツの一つ“音楽”をテーマに、レコード店やレコーディングスタジオをイメージして構成した。什器は「新しく作ることを避ける」ことを念頭に、壁や棚は廃棄スピーカーやキーボードなど音響設備やテレビを組み合わせて作り、ステラ自身のプライベートコレクションの椅子やブランドの過去のイベントで使用した電飾サインなどを活用した。床にひいたペルシャ絨毯は、ロンドンのアビーロードスタジオをイメージ。カフェには「ステラ」のチームがセレクトしたレコードが飾られ、来店客は自由に音楽を聴くことができる。壁に埋め込まれたテレビにはブランドの22年の軌跡を象徴するビデオを映し出す予定だ。

 ステラ・マッカートニーは「音楽から技術革新のスピリット、そしてアートーー私は、生涯にわたり日本の文化を愛し、憧れを抱いてきました。『ステラズワールド』は、ブランドと私自身がこれまで歩んできた軌跡をセレブレートするような場所です。私たちがこのような場所をオープンするのは今回が初めてで、カフェをオープンするのもブランドにとって初めてのことです!日本という国、そしてこの国に暮らすステラコミュニティの人々へ、私の愛を示す意味を込めて、『ステラズワールド』をオープンさせたいと思いました」とコメントを発表した。

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