ファッション

H&Mがスウェーデンで他ブランドの古着取り扱い開始

 H&Mはこのほど、スウェーデンの公式オンラインストアで古着の取り扱いを始めた。自社ブランドの「H&M」はもちろん、「プラダ(PRADA)」や「グッチ(GUCCI)」「バーバリー(BURBERRY)」から「ナイキ(NIKE)」や「アディダス(ADIDAS)」、「ザラ(ZARA)」(時期によってブランドは変動)まで幅広く扱う。これは、傘下の二次流通のプラットフォーム、セルピー(Sellpy)と連携して実現したもので、セルピーの公式サイトで販売していたものを、H&Mの公式サイトでも購入可能にした。現在このサービスは本国スウェーデンのみで利用可能だが、今後ドイツでも展開予定だ。

 セルピーは14年設立。不要なアパレル用品や雑貨などを売りたい顧客にバッグを送り、それを回収してオンラインで販売し、売り上げの40%を手数料として得ている。H&Mグループは15年からセルピーに投資しており、19年に買収。セルピーは20年にドイツで、21年にはオランダとオーストリアでもサービスを開始した。

 古着を購入すると2021年3月に導入した、顧客のサステナブルな選択・行動に対してポイントを付与するコンシャスポイントが獲得できる。H&Mグループは循環型のビジネスモデル構築を目指しており、これまでにも古着回収サービスに始まり、リペア、リメイク、レンタルなどさまざまな施策を導入している。今回の取り組みもその一環で、循環型ファッションを直接消費者に訴求することを目的に、そして、より利便性の高いショッピング体験を提供したいという思いで取り入れた施策だという。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。