ファッション

ピッティスナップ60連発 伊達男に学ぶ4つの着こなし

 イタリア・フィレンツェで開かれる世界最大級のメンズウエアの祭典ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO以下、ピッティ)には、世界中からクラシコイタリアを愛する伊達男が集結します。他都市のコレクション取材や普段の生活で見かけることのないスタイルの男性を見たピッティ初参加の私は、「スーツを着る男性ってカッコいいな」と純粋に思いました。カジュアル化が進んでおり、スーツという縛りの中で工夫をこらしてスタイリングを組むその多様性にとても心を引かれたのです。今回は私の女性目線で、ピッティで出会った伊達男のさまざまな着こなしをご紹介します。

バッグでモテたいなら伊ブランドを持て

 バッグって、スタイルを決めるかなり重要な小物だと思っています。スーツに合わせる定番といえば書類を持ち運びやすいブリーフケースですが、持っている人をあまり見かけませんでした。大きめならハンドバッグかトートバッグ、中くらいのサイズならショルダーの長さ短めでメッセンジャー風のカジュアルな持ち方が多く目につきました。全体的にブランドでは「グッチ(GUCCI)」が多く、次に「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」とイタリアブランド率高し。個人的にはスーツでもカジュアルでも、バッグを持たない手ぶら男性がノンシャランでカッコよく見えました。男は黙って〜〜手ぶら!(クールポコ風)

ハットを制するには自分を知れ

 ヘッドアクセサリーはハット率が断トツ。バッグと同じく、帽子もスタイリングを左右する重要な小物です。ツバが広めのハットだとなんだかミステリアスでセクシーさが増し、ニット帽やキャップだとグッとカジュアルダウン、ハンチングだと大人っぽい渋さが濃くなる印象を受けました。帽子って似合う似合わないがはっきり分かれるアイテムだと思うので、自分をよく知り、帽子が似合っている男性はセンスがあるなと感じます。

ヘアはヤンチャに刈り込め

 「イタリアではバーバーが流行っている」とイタリア在住者が話していました。その流れなのか、サイドを刈り上げてトップを流す、バーバー系のヘアスタイルが目立ちました。イタリア人の骨格にはかなり似合うヘアスタイルなのでしょう、一般人でもヘアモデルのようにカッコよくきまっています。爽やかだったり渋かったりと男らしい雰囲気で、女性からも支持されるのかもしれませんね。

“葉巻を吸ってる俺”に酔え

 こちらは女性からの支持は二分すると思いますが、葉巻を楽しむ伊達男も多く見かけました。タバコではなく葉巻というだけで、どうしてこうも渋さが増すのでしょうね。葉巻自体にも保存にもお金がかかる、大人の嗜好品というイメージからか?それとも映画などによって悪くてカッコいいというイメージがあるからでしょうか。私は映画「ゴッドファーザー」のアルパチーノの姿を連想して、彼らがイタリアンマフィアっぽく見えて笑ってしまいました。もちろん葉巻を好んでいる人もいますが、“葉巻を吸ってる自分が好き”感が出ている人もいます。葉巻をアクセサリーの一つにする、ピッティで学んだ伊達男のコツです。

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