マラソン2時間切りシューズより「1g」軽いシューズが誕生
「ミズノ(MIZUNO)」は、ランニングパフォーマンスシリーズ“ハイパーワープ”最軽量となる約96g(27.0cm、片足)を実現した“ハイパーワープ 96”を12月4日に発売する。マラソン人類初の2時間切りを達成した「アディダス(ADIDAS)」の“アディゼロ アディオス プロ エヴォ 3”は約97gだったがそれより1g軽く、現在販売されているランニングシューズの中では世界最軽量となる。
“ハイパーワープ 96”は、“ハイパーワープ”シリーズが追求してきた「軽量・反発・安定」の思想を継承しながら、さらなる軽量化を図ったモデル。新開発のミッドソール素材“ミズノエナジー XP+ リミテッドエディション”は、軽量性と反発性、クッション性の両立を目指した素材で、ソール厚は前足部36.0mm、後足部39.0mm、ドロップ差は3mmに設定した。また、独自の3D形状カーボンプレート“スムース スピード プレート”をフルレングスで搭載。3D成型技術を用いることで、軽量性と反発性、安定性の両立を図った。「オン」の“ライトスプレー”に似たデザインのTPU素材で作られた軽量アッパー“デュアルスキン アッパー”は、シューレースやアッパー内側のストラップを排したシンプルな構造とすることで、軽量性とフィット性を追求し、足との一体感を高めた。トップラインは敢えてケバ感を残し、足首との接点の擦れを防ぐ。
確かめて感じた圧倒的な軽さ
実際に足を入れてみたところ、まずはもちろんその軽量性に驚く。100g以下のシューズを実際に履いてみたのは初めてで、元々着用していたスニーカー(片足約350g)と比較すると、履いていないに等しい。それでいて、足にフィットするホールド感はしっかりとしており、ミッドソールも安定感があった。半面、耐久性に関してはその軽量さゆえに犠牲になっている部分もあるのではと感じたが、100kmの耐久テストをクリアしているとのこと。デイリートレーニングシューズではなくここ1番の舞台で使用する1足として、大会中の不安はなさそうだ。アッパーは薄さゆえに靴下が透けるので、色合わせは考えたいところだ。
“ハイパーワープ 96”を企画した「ミズノ」商品企画部パフォーマンスランニング企画課の須藤眞吾氏は「現状持てる全ての技術を出し尽くした一足」と自信を見せる。「企画段階では100gを切ることを命題とし99gの“ハイパーワープ 99”を試作した。97gのシューズが世界を騒がせたことでさらに3g削った。もちろん、ランニングシューズとしての機能を損なわずに削っていくためとても大変だったが、それゆえに自信作となった」と語った。「本シューズが世界大会の舞台でその姿を見せるのはおそらく10月のTCS アムステルダムマラソンになる。日本では箱根駅伝でのシェアも重要で、今年は『ミズノ』を着用した選手は2名に留まった。来年は10%以上の選手が履くことを目標としている」とし、「ミズノ」がランニングの世界で存在感を発揮する準備が整ったことを示した。
世界696足限定販売
販売足数は重量を象徴する「96」にちなみ全世界で696足限定。各商品にシリアルコードを付与し、特別仕様のシューズボックスで販売する。価格は8万8000円。「ミズノ」公式オンラインとミズノ直営店で先行した後、2027年1月以降、一部のミズノランニング品取り扱い店で販売する。