
パナソニックはメンズ美容領域を強化し、「ラムダッシュ」シリーズを拡大する。新製品として、シリーズ初となる6枚刃システムを搭載した“ラムダッシュ パームイン”を9月上旬に発売する。
近年は男性の美容意識が高まり、身だしなみだけでなく自分らしさを表現するセルフケアとして美容を楽しむ人が増えている。同社の調査でも、「男性が理美容に取り組むことは良い」と回答した割合は男性で約7割、女性で約8割に上り、理美容に求める要素として「清潔感」に次いで「快適さ・心地よさ」が挙げられた。
こうした価値観の変化を受け、同社はシェーバーに加え、ボディートリマーやヘアーカッターなども「ラムダッシュ」ブランドへ統合。セルフケアをライフスタイルの一部として提案するブランドへ進化させる方針を掲げた。
「ラムダッシュ パームイン」初の6枚刃で深剃りと肌へのやさしさを両立
新モデル最大の特徴は、「パームイン」シリーズ初となる6枚刃システムだ。4枚の極薄深剃り刃と2枚のアゴ下トリマー刃を組み合わせることで、5枚刃モデルと比べてカット率を約2倍に向上。肌への圧力も約10%軽減し、よりやさしく深剃りできるという。
「ラムダッシュ」史上最速のリニアモーターも搭載し、濃いヒゲでもパワーを落とさずカット。アルミニウム削り出しボディーを採用した“METAL EDITION”を用意し、機能性だけでなく所有する満足感も追求した。
また、「パームイン」シリーズ初となる全自動洗浄充電器“パームインポッド”も同時展開。洗浄・乾燥・充電を一台で完結できるほか、ワイヤレス充電にも対応する。
メンズ美容市場は「身だしなみ」から「自己表現」へ
発表会では、パナソニック ビューティーパーソナルケア事業部が今後の事業戦略も説明した。男性美容市場は世界的な拡大が続き、日本でもスキンケア実施率が上昇。美容への投資額は20代男性が最も高く、セルフケアは「モテるため」ではなく、「自己表現」や「自己肯定感を高めるため」の行動へと変化しているという。
同社は2030年までにメンズ美容事業を25年比で1.5倍に拡大することを目標に掲げる。さらに、2〜3年以内には男性向けスキンケアや化粧品など、非家電領域への参入も視野に入れていることを明らかにした。
デザイン性も魅力 エディターも体験
発表会後には新製品のタッチ&トライも実施。編集部も実際にシェービングを体験した。手のひらに収まる独特のフォームは、従来のT字型シェーバーとは異なり、肌に沿わせながら直感的に動かせるのが印象的。ヘッドの角度を意識する必要が少なく、顔の凹凸にも自然にフィットした。
一度滑らせただけでもヒゲのジョリつきはほとんど感じられず、6枚刃になったことで剃り残しがさらに減った印象だ。5枚刃モデルより重量は増しているものの、そのぶんアルミニウム削り出しボディーの質感は高く、手に持った瞬間からプレミアム感が伝わる。適度な重さがあることでシェービング中の安定感もあり、「しっかり剃っている」という心地よさにもつながっていた。
単なる家電ではなく、ガジェットやインテリアのように所有したくなるデザイン性と、高いシェービング性能を両立した一台と言えそうだ。