サステナビリティ
連載 エディターズレター:SUSTAINABILITY 第74回

膨大なサステナレポートは、誰のため? ケリングの10年総括から、考え方を3つ持ち帰る

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各社が、インパクトレポートを出しています。その呼称は“サステナビリティ・レポート”や、“価値創造レポート”などさまざまですがいずれにしても先進企業のものほど分厚くて、100ページを超えるものも珍しくありません。他社のレポートを最後まで読んでいる方は、どれくらいいるでしょうか。私自身、毎日この分野を取材していても、全部に目を通せているとは到底言えません。気になる企業のレポートは、まず、ダウンロードはします。目次を眺めて、数値のハイライトを拾い、「ニュース」と思った箇所は読み深めますが、それがなければ閉じる。たぶん、多くの方がそうではないでしょうか。

それでも、ケリング(KERING)のような企業のレポートは、読む価値があると思っています。ただし、「何を達成したか」ではなく「どう考えているか」を知るために。数字は会社の規模や事業が違えば、そのまま真似はできませんが、その数字にたどり着くまでの「考え方」は、規模を問わず持ち帰れるからです。

そこで今日は、6月に公開されたケリングの「2016-2025 インパクトレポート」から、日本のファッション関連企業のサステナビリティ推進室にとって役立ちそうな「考え方」を、3つ抜き出してみます。

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