ウルグアイ・サッカー協会(Asociacion Uruguaya de Futbol以下、AUF)はこのほど、同国出身のファッションデザイナー、ガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)が「FIFA ワールドカップ 2026」に出場する代表チームの公式フォーマルウエアを手がけることを発表した。
ウルグアイ産のメリノウールを使用
ガブリエラはウルグアイ第三の都市パイサンドゥーで生まれ、牛やメリノ羊を飼育する家族経営の牧場で育ち、現在も7代目としてその営みに関わりながら、ファッションデザイナーとして活動している。今回AUFは、彼女が持つ同国の価値観と伝統に深く根ざしたバックグラウンドを讃え、選手や関係者らが移動時などに着用する公式フォーマルウエアのデザイナーに抜擢。なお、デザインは未発表だが、素材にはウルグアイ産のメリノウールを使用するという。
イグナシオ・アロンソ(Ignacio Alonso)AUF会長は、「AUFにとって、ガブリエラ・ハーストを“ラ・セレステ(注:ウルグアイ代表の愛称)”に迎えたことは非常に重要だ。ファッション界で世界的に評価されているウルグアイ人が、次のW杯に向けて公式ウエアを手がけることは大きな誇り。また、それがウルグアイ産メリノウールによって実現されるという点は、国内の農業生産の価値を強く際立たせるものでもある。ウルグアイの大地から、世界で輝くランウエイへ──ウルグアイ代表選手たちは、グローバルなアンバサダーとしてその橋渡しを担う」とコメントしている。
また、ガブリエラは「このプロジェクトに参加できることを、心から光栄に思う。それは、私が愛する素材であるウルグアイ産メリノウールを使えるから、あるいは自国の代表チームに関われるから、という理由だけではない。ウルグアイが持つ“品質・真正性・誠実さ”という価値観を、世界に共有することができる絶好の機会だからだ」と述べている。
ウルグアイ代表は、南米を代表する世界屈指の強豪国として知られ、特に20世紀前半は無類の強さを誇り、W杯は1930年に初開催されたウルグアイ大会と、1950年のブラジル大会で優勝している。2026年4月1日に発表された世界ランキングは、日本代表を1つ上回る17位。ユニフォームのサプライヤーは、長らく「プーマ(PUMA)」だったが、2024年より「ナイキ(NIKE)」が担当している。