「ネイルズインク(NAILS INC)」は日本上陸10周年を記念し、アーカイブカラーを復刻した“アーカイブ コレクション ネイルポリッシュ ミニ キット”(5mL×4本、5500円)を8月29日に限定発売する。ファッションを愛するブランドのDNAを反映し、ファブリックを表現したカラーなどを厳選。キットにはオリジナルポーチが付属する。製品の発表と合わせて来日したティア・グリーン(Thea Green)創業者が、日本市場の位置付けや今後の取り組みについて言及した。
復刻するカラーについて
英国人モデルのアレクサ・チャン(Alexa Chung)とコラボレーションし、2015年に発売したカラーを復刻させた“パビリオン ロード”は、華やかでレディシックな存在感を放つレッド。グリッターの重なりで繊細なレースを表現した。ブラックとシルバーのホログラムを入れた“ウエストボーン グローブ”は、きらびやかなスパンコールから着想を得た。“キングス ロード”は、滑らかでクールな光沢感のあるシルクメタリック。さりげなくモードなたたずまいを演出する。“ウィンター ミューズ”は、虹彩グリッターを入れたシルバーカラー。氷を砕いたようなシャープなきらめきが特徴だ。
グリーン創業者が特に気に入っているのは、“ウィンター ミューズ”だという。「あらゆる角度から光を集めるカラーで、ファッションアクセサリーのようなきらめきを思わせる。ネイルポリッシュは、ファッションとビューティの架け橋だと捉えている。バッグやシューズを買うより手頃だが、瞬時にスタイルを格上げできるアイテムだ」と述べる。
日本市場の特徴
日本へ上陸した経緯についてグリーン創業者は、「当時ロンドンの店舗にも、日本上陸を求める日本人の顧客が多かった」と振り返る。「日本はイギリスのファッションやビューティ、トレンド、ライフスタイルなどを日本市場向けに変換するのが上手い。また、日本人はトレンドに敏感でファッション感度が高い。『ネイルズインク』はファッション哲学を重視したブランドなので、日本人の顧客とも相性が良いと考え上陸を決めた」と続ける。
ベストセラー製品は世界中で共通するが、デニムやレース、グリッターなど、テクスチャーやエフェクトを表現したコレクションが人気なのは日本市場の特徴だ。「日本では、10本の指の中で1〜2本のみ色を変えてアクセントを加えるようなつけ方も楽しまれている。そこで、グリッターやホログラム、ファブリックを表現したカラーも好評を得ている」。
今後は、「イノベーションを前提にトレンドを追求し、カラーやフォーマット、テクスチャーなどにおいて、さらにユニークな製品を開発する。セルフネイルをする人も多いので、顧客のことを最優先に考えて常に改善を試み、より使いやすい製品へ進化させていく」と前を見据える。