ドイツ発の「エムシーエム(MCM)」は、2025年秋冬キャンペーンコレクション“From Munich to Mars”を発表した。レトロフューチャリズムに着想を得た同コレクションでは、デジタル時代を自由に生きる“サイバー・ギャラクティック・ノマド”たちに向けて、未来とクラフツマンシップが融合した新しいスタイルを提案。アイテムは、ブランドのアイコンであるモノグラム柄“ヴィセトス”を表現したレザーバッグやデニムジャカードのバッグ、シャツなど全10型を用意する。
深海と宇宙が交差する“ブルー・ヴィセトス”
全3章がそれぞれ異なる要素で展開される同コレクションの第1章である今回は、25年春夏コレクションで表現した“深海”の世界観と今季のテーマ“宇宙”が融合した“ブルー・ヴィセトス”を展開。ボストンバッグ(13万900円)やトップジップショッパー(9万3500円)などのバッグは、鮮やかなブルーで染めたレザーで個性を際立たせ、アレン マルチバッグパック(24万900円)にはデニム素材を使用し、質感と奥行きをプラス。機能美と素材感のコントラストが新たな存在感を生み出す。ほか、モノグラムシャツ(3サイズ、8万6900円)、モノグラムショートパンツ(3サイズ、8万300円)、クラシックキャップ(全2色、4万9500円)、ベルトバッグ(10万4500円)、マルチショッパーバッグ(14万8500円)、ホーボー(13万7500円)をそろえる。
また同コレクションのキャンペーンビジュアルは、写真家のイズ・キッドとディレクターのカタリーナ・コルビュンのコラボレーションにより実現した。パリ13区のブルータリズム建築を舞台に、繰り返しの美学とAI技術を融合させた、重力から解放されたかのような幻想的なビジュアルを展開した。
今後、続く第2章、第3章も順次公開予定だ。