ファッション

エスティ ローダー グループの乳がん啓発キャンペーン27年目がスタート

 エスティ ローダー グループ(ESTEE LAUDER GROUP)は10月1日に、乳がん啓発キャンペーンの一環として行う「丸の内 ピンクリボン ガーデン」のオープニングセレモニーを開催した。同グルーブの日本法人であるELCジャパンのスー・フォックス(Sue Fox)社長、乳がんの研究を行うJBCRG(Japan Breast Cancer Research Group)の清水千佳子理事、同イベントのデザインを担当した長谷川喜美デザイナーが登壇した。

 同社は毎年10月に乳がんキャンペーンを行っており、27年目となる今年は“治癒への希望が私たちをつなぐ。#乳がんのない世界へ”をテーマに掲げる。キャンペーンビジュアルの15本のピンクのリボンは、15秒に1人が世界のどこかで乳がんと診断されている現状を表しており、乳がんのない世界を目指して団結するというメッセージを込めた。東京・丸の内ブリックスクエアをピンクのニットで包む「丸の内 ピンクリボン ガーデン」では同施設内のレストラン「エーシックスティーン(A16)」によるオリジナルピンクリボンスイーツや、フラワーショップ「HANAHIRO CQ」とコラボレーションしたピンク色の花のブーケやプリザーブドフラワーボックスを限定販売する。売り上げの一部はJBCRGに寄付される。

 スー・フォックス社長は「このキャンペーンは1990年にスタートして以来、世界中の人に乳がんの知識を広め、乳がんのない世界を呼び掛けてきた。募金活動も広く行っており、世界の乳がん研究などの支援に使われている。日本ではJBCRG に5年間で2900万円を寄付した。“治癒への希望”と乳がんのない世界を目指し、サポートを続けていく」と述べた。

 清水千佳子理事は「現在の日本人女性の発症率は10~11人に1人と言われているが、早期発見すれば治癒の可能性は非常に高くなっている。まずは乳がんという病気を知ること、そして定期健診を受けることから始めてほしい。JBCRGでは乳がん治療の研究とともに、乳がんと診断されてもより良く生きられるようなケアの方法についての研究などを行っていく」とコメントした。

■丸の内 ピンクリボン ガーデン
日程: 10月1〜5日 ※初日は15:00より一般開放(ライトアップは17:00〜23:00)
場所:丸の内ブリックスクエア
住所:東京都千代田区丸の内2-6-1

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