ファッション

スタートアップシューズブランド「オールバーズ」がカナダ市場へ進出

 サンフランシスコに拠点を置くスタートアップのシューズブランド「オールバーズ(ALLBIRDS)」はカナダ向けにウェブサイトを立ち上げた。

 ウェブサイトについてジョーイ・ツァイリンガー(Joey Zeillinger)=オールバーズ共同創業者は、「3クリックで購入できる。カナダの消費者には素晴らしいサービスと迅速な発送に期待してもらいたい」と語った。また、トロントやバンクーバーにあるノードストロム(NORDSTROM)でポップアップも行い、カナダ限定アイテムや同店限定の5型を販売する。

 カナダへの旗艦店出店については明言を避けたものの、リアル店舗立ち上げの可能性を示唆し、出店場所はバンクーバーの可能性が高いことを明かした。

 また、「地域ごとにブランディングを行っていく」と話すツァイリンガー共同創業者は、「イギリスとアジア圏には商機がある。きちんと仕組み作りができるまでこれらの地域への発送は行わないが、将来的にはカバーしたい地域だ」と次の目標を語った。

 オールバーズは、ツァイリンガーと元ニュージーランド代表のサッカー選手ティム・ブラウン(Tim Brown)が2016年にサンフランシスコを拠点として立ち上げた、注目のサステイナブル・シューズブランド。ロゴを目立たせず、ミニマルなデザインにこだわったスニーカーは、メリノウールやユーカリのパルプから作った素材を主に使用し、サステイナブルなモノ作りに取り組む。価格はメンズ・ウィメンズ共に95ドル(約1万円)、キッズが55ドル(約5800円)。米サンフランシスコとニューヨークに路面店を持ち、アトランタ、ニューヨーク、サンフランシスコおよびニュージーランドがコアマーケット。今後は開発したサステイナブル素材をスニーカー以外に転用することも検討しているという。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。