ファッション

EC発の「リムアーク」が単独店に向けリブランディング

 バロックジャパンリミテッドが企画・販売する「リムアーク(RIM.ARK)」は2017年春夏シーズンから、リブランディングを図る。デビューした16年春夏以降は、ノームコアとモードの造語「ノームモード」をコンセプトに、リラックスしたシンプルなスタイルを提案してきた。来年からは、「凛とした強さを持つ確立した女性像」をブランドイメージに、トレンドを意識したスタイルを提案する。商品は人気のスタイルアップは継続し、より素材やディテールにこだわった。また、色もダークカラーのみから、朝焼けをイメージした淡いグラデーションカラーも加え、フェミニンな印象に。リネンのワンピースやシフォンのアシンメトリーなスカートなどの大人っぽいアイテムに加え、ウエストにタックを入れたジャケットなども提案する。主な商品と価格は、ワンピースが1万3000円、ニットガウンが1万4000円など。

 「リムアーク」は、バロック主催の販売員を対象とした第1回「スター発掘コンテスト」でグランプリを受賞し、「自分のブランドを持ちたい」という夢を実現させた中村真里ディレクター(26歳)が立ち上げたブランドだ。16年春にEC限定でスタートするも、シンプルで着回しやすいデザインやスタイルカバーが20~40代までの幅広い女性に支持を集めた。秋には、自社複合業態「シェルター」でリアル店舗での販売をスタート。今年には、数店の単独店オープンを予定している。バロックでは最も新しいブランドながらも、急成長している。

 中村ディレクターは、「この1年で多くのことを学んだ。これまでは好きなダークカラーで、形がかわいければいいと思っていた。でも、お客さまが求める機能性やスタイルカバーなどの声を聞き、より商品作りに対する意欲が湧いてきた。今後はさらにトレンド性を高め、販売員時代に培った、着用してくださるお客さまの目線に立った思いで新しい女性像を開拓していきたい。自分自身、年齢を重ね、より女性が望むスタイルを追求できるようになりたい」と語る。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2024-25年秋冬のトレンド総まとめ 鍵は「退屈じゃない日常着」

4月15日発売の「WWDJAPAN」は、毎シーズン恒例のトレンドブックです。パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、そして東京の5都市で発表された100以上のブランドから、アイテムや素材、色、パターン、ディテール、バッグ&シューズのトレンドを分析しました。豊富なルック写真と共にお届けします。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。