ファッション

トランプ反対派デモに2000人 NY5番街の土日のビジネスに影響

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)当選後の土日は、アメリカ各都市でトランプ反対派によるデモが行われた。ニューヨークでは約2000人が参加し、トランプ・タワーがある5番街を、ユニオンスクエアから57丁目までを歩いた。道は閉ざされ、車は迂回を強いられるなど交通規制も行われた。店舗の前にバリケードが設置され、客が入りづらくなっていたところもあった。

 店舗を5番街に構えるブランドは、対応策を強いられた。バーグドルフ・グッドマン(BERGDORF GOODMAN)と「ティファニー(TIFFANY & CO.)」はそれぞれ5番街に面する入り口とは異なるエントランスに客を誘導した。「ティファニー」のスポークスマンは「われわれはニューヨーク市警察とアメリカ合衆国シークレットサービスと連携を取り、客の安全を確保している。5番街の店舗は通常営業中だ」とコメント。「ナイキ(NIKE)」「グッチ(GUCCI)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ヘンリ ベンデル(HENRI BENDEL)」「バーバリー(BURBERRY)」はノーコメント。週末のサックス・フィフス・アベニュー(SAKS FIFTH AVENUE)の入店客数はデモの影響で減少したよう。一方、ある店舗はデモ見たさの見物者を招き入れ、客数を増やしたという。「みんな、気になって見に来るんだ。ビジネスにいい影響がある分には、文句は言えない」。今後も大規模なデモ行進が予測される。

訳・北坂映梨

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