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新生「カルヴェン」好発進、デザイナーは「ディオール」を率いた実力者

 セルジュ・ルフュー(Serge Ruffieux)による新生「カルヴェン(CARVEN)」は初めてのランウエイショーを開き、フレッシュさと洗練をあわせ持つスタイルを披露した。

 「マダム・カルヴェンのライフスタイルにインスパイアされたんだ」。ショーを終えて、ほっとした表情を見せながら、ルフュー=新クリエイティブ・ディレクターは小声で話した。ルフューは、ラフ・シモンズ(Raf Simons)が「ディオール(DIOR)」を去った後、デザインチームを率いた実力者である。

 コレクションは、アーカイブを参考にしたわけではなく「気品のあるマダム・カルヴェンの趣味、開かれた視野、そして彼女の大胆さと自由さを現代のパリジェンヌに重ねた」とルフュー。スポーツやサファリ、エスニックなどさまざまな要素をミックスしながら、折りたたんだりギャザーを入れたりすることでボリュームを遊び、流動的でありながら構築的なシルエットバランスが新鮮だ。

 アイテムは、クロップド丈キルティングハンティングジャケットや、ソフトな素材でボリュームを遊んだサファリドレス、パラシュート素材のドレス、オーバーステッチのドレスや刺しゅうを施したパンツなど一捻り加えたデザインが特徴だが、気負わず着られるものが多い。足元は、レザーとラフィアのハイブリッドのフラットサンダルやスタッズ付きのラバーソールなど。手に持つのは、キャンバスのバケツバッグやチャーム付きのレザー × ナイロンバッグなどで雑貨も充実。価格帯は、これまで通りをキープする予定だ。

  「カルヴェン」を一気に人気ブランドに押し上げたギョーム・アンリ(Guillaume Henry)現「ニナ リッチ(NINA RICCI)」クリエイティブ・ディレクターが去った後、低迷していたが、ルフューにより人気が再燃しそうだ。