ファッション

年収2500万円以上をターゲットにした男性誌 「エスクァイア・ザ・ビッグ・ブラック・ブック」が創刊

 ハースト婦人画報社は、年収2500万円以上をターゲットにした男性誌「エスクァイア・ザ・ビッグ・ブラック・ブック(ESQURE THE BIG BLACK BOOK)」日本版を10月24日創刊する。同誌は世界有数の男性誌「エスクァイア(ESQURE)」の精神を引き継ぎつつ、成功者のためのスタイルマニュアルをコンセプトにしたハイエンド・ファッション誌だ。

 年2回発行予定で、2017年は4月24日、10月24日に発行予定。発行部数は5万6000部で創刊価格は1200円。App Store やキンドルを始めとした主要電子書店でも販売する。

 「エスクァイア(ESQURE)」は、1933年にアメリカで誕生し、ファッションやライフスタイルにとどまらず、 アート、 カルチャー、 時事ニュースなどを発信してきた男性誌。その「エスクァイア」からファッションに特化し、よりラグジュアリー感を高めたのが「エスクァイア・ザ・ビッグ・ブラック・ブック」。アメリカでは、今年創刊10周年を迎え、世界各国で出版しており、 日本版は12エディション目となる。

 「エスクァイア」は、日本では、1987年から2009年までライセンスマガジンとして発行していた。本国では、1986年にハーストコーポレーションのタイトルとして加わり、その後、日本ではハーストコーポレーションの100%子会社であるハースト婦人画報社が何度か「メンズクラブ」の別冊付録として「エスクァイア」を同梱し、独立創刊に向け準備を進めてきた。

 同社の戸賀敬城「メンズクラブ(MEN’S CLUB)」編集長が創刊編集長を兼任する。「新しい時代の日本をけん引するパワーエリートに向けて、エレガントなファッションスタイルを提案し、男性誌マーケットで唯一無二のハイエンド誌として育てていきたい」とコメントしている。

 コンテンツ面では、 インターナショナル誌の強みを生かし、 米国版や英国版から記事を転載し、 そこへ日本オリジナルのコンテンツを加える。創刊号は、日本を代表し世界で活躍する俳優の渡辺謙が表紙を飾る。特集のテーマは「The Best of the Best」。 スーツ、 カジュアルウエア、 旅のガジェットなど、 成功者のために選び抜いたパーマネントコレクションを掲載している。

 主となる読者ターゲットは年収2500万円以上の男性。この限られた男性にリーチするため、全国の書店における販売に加え、ラグジュアリーマーケットを得意とするハースト婦人画報社のネットワークを駆使し、100年以上の歴史を持つ「婦人画報」、“究極のラグジュアリー”をテーマとする「リシェス(RICHESSE)」、エレガントな女性のためのクラスマガジン「ヴァンサンカン(25ans)」といったこれらの女性向けハイエンド誌のパートナーに同誌を直送する。 また、ヨットや高級外車オーナー、百貨店顧客、高級ホテル、航空会社のラウンジなどに雑誌を設置する予定だ。

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