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2017年のトレンドカラーは何で決まる?米研究所が発表

 パントン・カラー・インスティテュート(以下PCI)と、一般社団法人 日本流行色協会(以下JAFCA)は8月26日、トレンドカラーに関する公開対談を行った。「カラー・オブ・ザ・イヤー」と称した各年のトレンドカラーを発表しているPCIによると、2017年のカラートレンドにつながるキーワードは、サステナビリティ、快適さ、シェアリング・エコノミー、オーガニック、ピュアの5つになるという。ローリー・プレスマン=PCIバイスプレジデント(VP)は、「消費に対して慎重な人が多く、ある程度長く使えるベーシックなカラーが重視される。全体的な傾向として、ブルー、グレー、ブラウンの3本柱に、差し色としてコーラルピンクやブラウンオレンジ、メタリックな赤やワインレッド、イエローグリーンが挙げられるだろう」と話す。

 また、PCIが発表した2016年の色は、セレニティー(ブルー)と、ローズクォーツ(ピンク)の2色だ。「青い空や晴れ晴れした感じを思わせるセレニティーと、健康や豊かさの象徴であるローズクォーツ、それらを混ぜ合わせて広がる多彩な色の世界で、"ジェンダーニュートラル"という昨今の風潮や、不安定な世の中で心の落ち着きを求めている人々を表現している」とローリーVP。

 一方JAFCAは2016年の色として、アースニングブラウンと名付けた茶色を発表している。大澤かほる=JAFCAカラークリエイティブディレクターは、「アースニングという言葉は、『地球人』という意味。ボーダーレス化が進む現代社会を象徴している。また混沌とした今の世の中では、食べるものや触れるものにこだわる人が増えており、オーガニックという意味でもこの色がふさわしいと考えた」と話した。

 PCIは、世界有数の色見本帳メーカーとして知られるパントン社の研究所。色に関する市場調査とその調査に基づいたコンサルティングサービスを、ファッションやインテリア、教育分野まで多様な企業に提供している。JAFCAはカラートレンド情報の提供を中心に、会員を対象にしたセミナーやトレンドカラーの受託事業などを行っており、アパレルファッション、プロダクツ&インテリア、化粧品企業等が加盟している。

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石山佳奈

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