ファッション

リンキン・パークが「ハードロックカフェ」と制作したチャリティTシャツを初披露

 「ハードロックカフェ(Hard Rock Cafe)」は9日、ロックバンドのリンキン・パーク(Linkin Park)とともに制作したチャリティTシャツ「リンキン・パーク シグネチャーシリーズ第31弾」を、ハードロックカフェ東京店で初披露した。会見には、来日した同バンドのメンバー、マイク・シノダとチェスター・ベニントンが登場。Tシャツやチャリティ活動への思いを語った。

 

 今回制作したTシャツは、イラストレーションとグラフィックデザインを大学で専攻していたシノダ自身が手掛けたアートワークを前面にプリントした。デザインについて、シノダは「インスピレーションは、メンバーが育った西海岸のサーフカルチャーやスケートボードカルチャー。ファンに喜んでもらえるように、バンドのロゴをアレンジしたものに仕上げた」とコメント。Tシャツは黒のメンズ用とパープルのウィメンズ用を用意し、世界のハードロックカフェ各店のほか、アメリカ・ラスヴェガスのハードロックホテル&カジノで販売。国内では、本日9日の東京店と大阪店での先行発売を皮切りに、各店で順次発売する。価格は2800円。売上の一部は、リンキン・パークが創立した非営利団体「ミュージック・フォー・リリーフ(Music for Relief)」に寄付され、同団体の活動「パワー・ザ・ワールド(Power the World)」に役立てられる。

 

 「世界にはまだ、安定した電力供給が得られない地域が多くあり、現地に住む人々は、その環境下で、有害物質を燃やして料理をしたり、ろうそくの火の元で手術を行なっている。『パワー・ザ・ワールド』を通して、そんな現実への社会的認知を向上し、持続可能なエネルギーの提供を支援したい」とシノダ。また、ベニストンは、「チャリティには、さまざまな参加方法がある。例えば、リンキン・パークは、ライブのチケットの収益の一部を『ミュージック・フォー・リリーフ』に寄付しているので、ライブに来ることもチャリティ活動に参加していると言える。チャリティ活動において、もちろん寄付金は重要だが、金銭的な支援が難しいファンには、ぜひ世界の現状について学び、多くの人と語り合うなど、できる範囲で貢献してもらえたら」と語った。

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