
第一三共ヘルスケアは2026年2月13日、しみケア総合ブランド「トランシーノ(TRANSINO)」のフェイスマスクを7年ぶりにリニューアルし、“薬用ブライトニングフェイシャルマスク”【医薬部外品】(20mL×4枚、2200円※編集部調べ)として発売する。今回のリニューアルでは、紫外線による肌のバリア機能の低下と、それに伴う水分蒸散の促進が「肌印象」に影響を及ぼす点に着目し、新たな処方を設計したほか、パッケージデザインを一新する。
シートマスク市場の成長を背景にリニューアルを実施
「トランシーノ」は今年2月に“薬用スキンケアシリーズ”3商品を、24年3月に肝斑改善薬の“トランシーノII”をリニューアルしてきた。今回リニューアルする同製品は、紫外線などのダメージを受けた肌に着目して開発した薬用美白シートマスクで、第一三共が創製したトラネキサム酸とグリチルリチン酸2Kの“Wの有効成分”を配合している点が支持を集めている。今回のリニューアルポイントはキメの乱れに着目した保湿成分のイリス根エキスやヒアルロン酸Na-2をアクアベール成分として新配合した点で、1枚のマスクに“トランシーノ薬用メラノシグナルエッセンス”約1カ月の美白成分を配合し、肌印象をさらに明るく導く。
また、使用感と機能性の向上も追求した。マスクに含浸された美容液の肌なじみを向上させる製剤技術を採用し、浸透サポート成分としてシクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコールを新たに配合。これにより、ハリ感のある、キメが美しく整った透明肌に導く。また、シート形状を見直すことで、はがれやすさを改善し密着性を向上させた。
開発背景には「シートマスク市場の成長がある」と同社。パック市場は年々売上が拡大しており、2023年から2024年にかけて売上が約1.5倍に伸長するなど、今後も成長が見込まれているという。また、第一三共ヘルスケアの24年8月の調査によると、20〜50代女性の2人に1人が自らシートマスクを購入して使用しており、スキンケアの定番アイテムとして定着している。このような状況の中、トランシーノのシートマスクは紫外線ダメージを受けた際に使用するアイテムとして支持されており、今回のリニューアルでさらなるニーズに応える。