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バロックジャパン、売上高10%減 中国事業運営からの撤退影響も、利益は改善

バロックジャパンリミテッド(BJL)の2026年2月期中間期(25年3〜8月)連結業績は、売上高が前年同期比10.5%減の248億100万円、営業損益が7700万円の赤字(前年同期は1億600万円の黒字)となった。同社は今年4月、中国の卸売子会社と小売子会社を株式譲渡し、両社を連結範囲から除外。これに伴い、売上高においては18億円のマイナス影響があったが、持分法による投資損失の解消とともに株式売却益1億4600万円を特別利益として計上し、純利益は1100万円(同3億9000万円の赤字)と黒字に転じた。

国内事業の売上高は前年同期比3.7%減の244億円だった。ファッションビル・駅ビルブランドの売上高は同0.9%増で、主力の「マウジー(MOUSSY)」がデニムの好調で同4.0%増と伸長した。一方、ショッピングセンターブランドは全体で同5.9%減。「アズール バイ マウジー(AZUL BY MOUSSY)」の新商品の投入遅延による販売機会ロスが影響した。「ロデオクラウンズ ワイドボウル(RODEO CROWNS WIDE BOWL)」は既存店売上が10.4%増と健闘した 。

海外事業では、米国で日本製デニムを中心としたEC販売が伸長したが、販管費の圧縮が追いつかず減益となった。

通期の連結業績予想は、売上高576億円(前期比1.0%減)、営業利益22億2700万円(同174.1%増)、純利益13億3800万円の予想を据え置いた。

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