花王は3月15〜23日、同社の香りの心臓部である感覚科学研究所が再現する「記憶の香り」を展示するイベント「香屋-KAORIYA-」を原宿で開催する。会場はアンノン原宿で、入場無料・予約不要。
同イベントは、「記憶を引き出す部屋」「記憶に没入する部屋」「調香師の部屋」の3つの空間で構成される。会場では、「どこか懐かしさを感じる」16種類の香りを用意。その一部は花王の製品にも使用されており、同社は「製品の香りを楽しんで使っていただくきっかけになれば」としている。
「記憶を引き出す部屋」では、香りが閉じ込められた引き出しを開くことで、過去の記憶が蘇るような体験を提供。「記憶に没入する部屋」では、壁一面に思い出が小説のようにつづられた空間で、他者の思い出を追体験できる。
「調香師の部屋」では、花王の感覚科学研究所による「香りと人の研究」を紹介。香りを可視化する技術「セントアイ」、香り体験を表現する「セントイメージアート」、最も美しく香る瞬間を再現する「エアロセント」など、最新技術を体験できる。
同イベントの発起人でもある花王の野原聡ヘルス&ビューティケア事業部門 ヘアケア第1事業部 ブランドマネージャーは、「花王は香りを含めた感性の領域に注力しており、その強みを生かした面白い企画ができないかと考えた。最終的には、花王の香り研究の可能性に多くの皆さんが関心を持っていただければうれしい」と期待を寄せる。