ファッション

「クリストファー・ケイン」2014-15年秋冬ロンドン トレンドの黒でマニッシュなウエアを提案、今季からバッグもスタート

 「クリストファー・ケイン(CHRISTOPHER KANE)」は今季、ミニマムなスタイルのコレクションを披露したが、その凝った素材や技術に目を向けると、彼が最も前衛的なロンドン・デザイナーであることが分かる。序盤は、珍しくテーラード・ウエアが登場した。クロップド丈のダブルブレスト・ジャケットや、ロング丈のテーラード・コートを合わせたパンツ・ルックなどマニッシュ。また、異素材を組み合わせたブルゾンとスラウチなパンツや、ナイロン素材のアウター、ダウン素材のインナーベストなど、スポーティなアイテムも提案した。その後は、ネオン・グリーンやイエロー、グレーのニット・ウエアや、ボリューミーなファー・コートなどが続く。中盤は、クリスタルを刺繍したベビー・ピンクのテーラード・コートや、パンジーをホログラムで洋服に取り入れたセットアップなど、フェミニンな要素をプラスしたアイテムを届けた。そして、後半は曲線を帯びた立体的な袖を添えたドレスや、オーガンザの布がヒラヒラと揺れ動くドレスなど、彼が得意とするドレス・ルックが登場した。バリエーションとアイデア豊かな洋服に加えて、今シーズンはビッグサイズのバッグやクラッチも発表した。同ブランドは年内に、初の路面店オープンも控えており、ますます目が離せなそうだ。

クリストファー・ケイン?2014-15年秋冬コレクション 全ルック

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