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「ギンザ」の中島敏子編集長は、なぜ新アートディレクターに阿部洋介を起用したか?

※クライアント向けリリースより記事化

 

 「ギンザ(GINZA)」(マガジンハウス)は、2011年5月号からアートディレクターに平林奈緒美を迎えてリニューアルを行なってきたが、第2フェーズを迎えるにあたり、2014年2月売り号からクリエイティブ集団ティーエイチエー(tha ltd.)の阿部洋介をアートディレクターに迎え、また新たな「ギンザ」を目指すことを発表した。

 
雑誌「ギンザ」がアートディレクターに阿部洋介を起用

・第1フェーズについて

第1フェーズは、アートディレクターに平林奈緒美さんを迎え、今までにない斬新でフレッシュな誌面を実現できたのではないかと思っています。シャープで刺激的なクリエイティブは、 デザインフォロワーがでるほど、ある一定の影響力があったと自負しております。 ただ、平林さんと私とのタッグでできることは一通りやりきった思いもあり、今、見えている景色はある意味、この山の頂上の景色ではないかとも思っています。 大変楽しくもありハードでもあった美しい雪山登山でしたが、 私も平林さんも、ここから始まる「二巡目」には今までのような情熱が捧げられるか迷いが生じていました。

・阿部洋介を起用した理由

そこで、「ギンザ」は14年2月売り号から、次の山を登ろうと思います。 第1フェーズのような鋭さで凌駕する登山ではなく、今度はよりたくさんの読者を巻き込 んで未来を模索するような、緑の美しい山になるような気がしています。紙からウェブへ、は普通ですが、ウェブから紙へ、という話は聞いたことがないですよね。 阿部さん本人のしなやかな感性はもちろんですが、ウェブのユーザビリティの意識の高さ、情報処理能力の高さは、きっと「ギンザ」に新しい魅力を付与してくれると思っております。

・「ギンザ」の展望

3月号から内容もデザインも大きくリニューアル、ということではなく、少しずつ変化をとげて来年春以降に、紙というメディアを超えた形でのコンテンツの見せ方を本格的に考えたいと思います。3年後、「ギンザ」の読者になるべき若い人たちにとって「雑誌を読む」という行為はどう感じられるのか。スマートフォンで無料の情報を拾いながら生きてきた人たちに対して、今後「ギンザ」という媒体がどうコミットしていけばいいのか。とはいえ、コンテンツについての急激な方針変更は考えておりません。まだしばらく試行錯誤が続くかと思いますが、どうぞ長い目で見ていただき、「ギンザ」の第2フェーズの新しい挑戦にご期待いただければ幸いです。