ビジネス

J.フロント新社長に48歳の小野圭一氏

大丸松坂屋百貨店やパルコを傘下に持つJ.フロント リテイリングは30日、現執行役常務の小野圭一氏(48)が3月1日付で新社長に就くトップ人事を発表した。現社長の好本達也氏(67)は代表権のない取締役兼執行役に退く。

小野新社長は1998年大丸入社。大丸京都店営業推進部長(2016年〜)、子会社ディンプル社長(18年〜)、J.フロントの構造改革推進部長(20年〜)、経営戦略統括部長(22年〜)、パルコ取締役(同)などを歴任。営業企画やインバウンド戦略などで手腕を発揮した。

好本現社長は大丸松坂屋百貨店の社長を経て20年5月にJ.フロントのトップに就任。コロナ禍の逆境の中、定借売り場の拡大や婦人服の縮小、20年に完全子会社化したパルコとのシナジー形成など、従来の百貨店事業の枠組みにとらわれない“脱・百貨店”の改革を推進してきた。

同時に、子会社の大丸松坂屋百貨店も社長交代する。澤田太郎社長に代わり、現執行役員営業本部MDコンテンツ開発第1部長の宗森耕二氏が新社長に就く。澤田社長は執行役員社長特命事項担当に退く。

同社はトップ人事の背景として、2024年2月期を最終年度とする中期経営計画を区切りに「新たな中期戦略に向けた体制を作るため」としている。

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