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高島屋が「循環する服」の発表会 「ファセッタズム」やマッシュと協業

高島屋は2日、サステナブルファッションをテーマにした発表会「サステNight!」を東京・銀座のナイトクラブ「ズーク トウキョウ」で開催した。顧客、取引先、学生など約100人を招待し、取り組みをトークショーで紹介したり、リサイクル素材を使った服の最新コレクションを披露したりした。トークショーには高島屋と協業する「ファセッタズム」の落合宏理デザイナー、マッシュスタイルラボの岩木久剛・生産管理本部長が登壇した。

発表会では「ファセッタズム」と高島屋のセレクトショプ「CSケーススタディ」が協業したカプセルコレクション、マッシュスタイルラボの「セルフォード」「フレイ アイディ」「ミラ オーウェン」の3ブランドと企画したワンピースやスカートが披露された。4日から順次、店頭やウェブサイトで販売する。

高島屋は21年に日本環境設計(現JEPLAN)が運営する衣料リサイクル「ブリング」と提携し、循環型衣類の販売および回収プロジェクト「デパート デ ループ」を開始した。店頭で消費者から着なくなった服を回収し、再生ポリエステル原料にした上で、再びアパレル製品にして高島屋で販売する。これまで数々のデザイナーやブランドと協業して、オリジナルのリサイクル衣料を販売してきた。JEPLANとの取り組みだけでなく、デニム製品、カシミヤ製品、化粧品なども店頭で回収し、リサイクルパートナーを通じて再製品化している。

プロジェクトを推進する高島屋の氏家友彦バイヤーは「取り組みがお客さまに知られ、店頭での回収量は増え続けている。お客さまも参加できることがポイント。高島屋らしい顧客体験を広げていきたい」と話す。

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