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40周年の「ポパイ」編集長に聞く、“シティーボーイ”の定義

 「ポパイ」(マガジンハウス)は今年、創刊40周年を迎える。これを記念し、7月号は丸々一冊西海岸特集とし、付録にも西海岸を特集した創刊号のレプリカをつけた。2冊で合計426ページ。日本の雑誌編集者の目を通したアメリカ西海岸カルチャーの今昔が詰まった980円はお得である。マガジンハウスの木滑(きなめり)良久・名誉顧問は「ポパイ」「ブルータス」「オリーブ」を創刊した伝説の編集者だ。同顧問は「ポパイ」7月号に一筆寄せている。いわく、「木下孝浩・編集長の登場で『ポパイ』はやっと本来の軌道に戻った」。現編集長へのこれ以上にない賛辞である。

 表参道駅では期間限定で表紙アーカイブが壁面をジャックする他、ツタヤ・蔦屋書店でもバックナンバー、関連グッズを販売するフェアを展開する力の入れようだ。6月13日には代官山蔦屋書店で「ポパイ」創刊当時の編集を担当した石川次郎氏と木下編集長のトークショーも開催し、予約直後に即満席という大盛況を収めた。会場には創刊当時からのファンをはじめ若者も多く、あらためて老若男女問わず人気を得ていることを実感する。そんな特大号について、木下編集長を取材した。

WWDジャパン(以下、WWD):創刊号レプリカを付録にしたことが話題だが、改めて「ポパイ」とはどんな雑誌だったか?

木下孝浩・編集長(以下、木下):「ポパイ」は1976年に創刊したが、ベトナム戦争で変わりつつあるアメリカ文化に着目し、独自の世界観を作り上げた。渡米経験がある若者がまだ少なかった時代に、創刊にあたって編集部が2カ月近くアメリカに滞在し、初期衝動そのままに伝えたもの。例えば、ジョギングにしても当時日本にはない習慣で、それが流行っていることに気が付いた編集部が、彼らが通うスニーカーショップを見つけては商品をフィルムで撮影したページなんかもある。

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