WWDジャパン(以下、WWD):ふたりの出会いはいつ?
吉田ロベルト(以下、吉田):7、8年前、私がロエンに勤務していたころ、六本木であった共通の友人のバースデーパーティーで偶然出会い、沖縄出身の有名人のナオトに私から話しかけた。ナオトのことは、彼が高校生でインディーズデビューしたころから知っていた。お互い沖縄県出身ということもあり、すぐに意気投合した。
WWD:このコラボレーションは、どのようないきさつで実現したのか?
ナオト:これまでの集大成と位置づけている10枚目のニューアルバムの発売と9月からの全国ツアーに合わせて、吉田と何か取り組みたいと思い、3月ごろ相談した。彼と知り合って以来、「オキナワメイド」を気に入って普段から着用している。5月8日の私の誕生日、プレゼントしてくれたTシャツを着用して、同日のステージに立った。彼には何でも相談できるし、沖縄発のモノ作りもリスペクトしている。
吉田:このオファーをうれしく思い、すぐに引き受けた。Tシャツのデザインは、10枚目のアルバムにちなんで、星の形をした10本の花を持った「ミッキーマウス」。その花束は、ファンに贈る感謝を込めたプレゼントをイメージしている。沖縄発のクリエーティブとグローバルスタンダードのミッキーマウスがコラボしたら、面白いネオスタンダードが生まれるかも、という発想からデザインした。ファッションと音楽、それにカルチャーを加えて、強いインパクトが生まれていると思う。
ナオト:吉田から提案されたこのデザインは、私もすぐに気に入った。シンプルなアイデアだが、楽しさがある。もともと1980~90年代の洋楽とファッションが好き。その両面で一番気に入っているのはニューヨーク出身のバンド「ソニック・ユース」で、高校時代からのファンだ。ニューヨークで行った「テン」の最終調整も「ソニック・ユース」を手掛けるマスタリング・エンジニアと一緒だった。
吉田:沖縄にもファッション文化がある。このコラボレーションを通して、沖縄からでもグローバルにクリエイションを発信できることをアピールしたい。双方のファンが増えればいい。そして、私たちが一番願っているのは沖縄の活性化だ。