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ストッキング不振 アツギが31億円の最終赤字に転落

 レッグウエア大手のアツギは、2019年3月期の連結業績予想を下方修正した。修正後は売上高が218億円(当初予想は230億円)、営業損益が9億円の赤字(同5億円の黒字)、純損益が31億円の赤字(同3億5000万円の黒字)の予想となる。レッグウエアの稼ぎ時である秋冬商戦で苦戦。また、この数年間、順調だったインバウンド(訪日客)の需要を読み誤って在庫が膨らんだ。構造改革のために特別損失26億円を計上することで、大規模な最終赤字に転落する。

 売上高の減少を受けて生産計画を大幅に変更したため、国内の生産子会社の稼働率も悪化した。インバウンド向け製品を中心にした棚卸し資産の評価損、販売困難と判断した製品・仕掛品の破棄処分によって売上原価が膨らみ、粗利益率を引き下げた。

 同社は不振を受けて構造改革を加速する。神奈川県海老名市の本社と物流センターの移管・集約、一部の生産拠点の統合・閉鎖や余剰生産設備の処理などの減損処理によって特別損失26億円を計上する。

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