三越伊勢丹ホールディングス(HD)は13日、2027年3月期の連結業績予想を上方修正した。同日、発表された4〜6月期連結業績で国内百貨店事業の業績が上振れしたことを加味した。修正後は総額売上高が1兆3600億円(期初計画比100億円増)、営業利益が840億円(同25億円増)とした。中期経営計画の最終年度である28年3月期に掲げた営業利益850億円を射程に入れた。
4〜6月期連結業績は総額売上高が前年同月比6.5%増の3207億円、営業利益が同20.6%増の188億円だった。主力の国内百貨店事業の売上高を見ると、国内顧客が同3.6%増の2399億円、海外顧客が同22.1%増の421億円。引き続き株高の恩恵を受けた国内顧客と円安の恩恵を受けた海外顧客が、高額品の消費をけん引する格好だ。
13日のオンライン決算説明会に登壇した牧野欣功CFO(最高財務責任者)は、国内顧客について「株高で上位顧客の消費意欲が高まった。特に宝飾品や時計がよく売れている」と話した。同社が一つの指標としている年間購買額300万円以上の国内顧客の売上高は同16%増だった。