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イオンモール、店舗従業員の貴重品携行へ 熊本事故を受けてルール変更

イオンモールは11日、熊本地震の発生後に起きたイオンモール熊本の爆発事故について、地震後に施設外にいったん避難したテナントの従業員に対し「一時入館を認めた事実があった」と発表した。施設内に保管されたままになっているクルマの鍵やスマホなどの貴重品の回収するため、従業員から再入館の要望があり、混乱する現場の状況下で個別に応じていたという。

事故調査委員会の本格稼働前に同社が実施した聞き取り調査をもとに、「現時点で明らかになった内容」として発表した。

同社の災害マニュアルでは震度5以上の地震発生時は、施設外に避難し、再び戻らないことを定めている。親会社イオンの吉田昭夫社長も7月29日に開いた記者会見で、テナントの従業員に対し、施設内に戻る許可を出したことを否定していた。

聞き取り調査では「車通勤者が非常に多いことから帰宅困難となる従業員が複数発生し、車の鍵や 身分証、携帯電話等の貴重品の回収、またトイレの使用やレジ締め等、再入館の要望が寄せられました」との実態が明らかになった。

同社は「地震防災規則や避難訓練は、避難後に生じ得る私物の回収要望や帰宅困難者などへの具体的な対応が想定されておりませんでした」とし、マニュアルの見直しに取り掛かる。避難後の再入館を防止する観点から、テナントの従業員が勤務時に貴重品などを携帯できるよう、ルールを変更する。

この事故で3人の犠牲者を出したオンワードホールディングスは、再発予防策として全国の店舗従業員に対して貴重品の携行を6日から義務化した。

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