ファッション

「ナイキ」がウィメンズ市場で独走!? その取り組みと狙い

 各スポーツメーカーが注目する女性市場において、「ナイキ(NIKE)」の存在感が高まっている。特にランニングにおいては、3月8日に開催された「名古屋ウィメンズマラソン」はその象徴だ。ナイキジャパンは2012年の第1回大会から、シルバースポンサーとして同大会をサポート。年々増加する参加者は、女性限定のマラソン大会としては世界最多を誇る大会としてギネス記録にも認定され、今年は昨年に比べ約3200人増え過去最高の1万7846人の女性ランナーが名古屋市内を駆け抜けた。今回は、中国や東南アジアを中心に、海外からの参加者数が前年比約4倍の1456人になり、国際的な大会としても認知を得られつつある。今回で4回目を迎え、今後増加が期待される女性ランナーに向け、東京マラソンや大阪マラソンに匹敵する人気大会へと成長している。

 レース前に開催されるイベント「マラソンEXPO」にも「ナイキ」ブースを構え、多くの来場者を集めた。限定Tシャツ、シューズやウエアの最新作を販売した他、タレントの安田美沙子や長谷川理恵、マラソンランナーの渋井陽子ら、同社が契約するタレントやアスリートのトークショーを行った。“女性ランナー=「ナイキ」”という構図を、商品やイベントに落とし込み、着実に「ナイキ」ファンを生み出している。また、トレーニングアプリの「ナイキ+」を通じて、「名古屋バーチャルマラソン」を初めて実施。大会に参加していないランナーにも、「ナイキ+」を通じたバーチャルレースに参加できることで、「名古屋ウィメンズマラソン」の魅力を伝えた。

 また、大会だけでなく都心部でもアクティビティーの場を設けている。3月3日に「ナイキ ウィメンズ スタジオ」を渋谷・神南にオープン。1階に売り場、地下1階にトレーニングスタジオを設け、スタジオは予約すれば無料で使用できる。さらに、スタイリングや、トレーニングプログラムをマンツーマンで提案してくれるパーソナルサービスも用意。舟橋義人ナイキジャパン広報部長は「体験型の場を提供することで、生活の中にスポーツを取り込むきっかけを作ることが重要。国内では『ナイキ』が女性にフォーカスする、というメッセージを伝えるための象徴的な場所でもある」と話す。商品の充実はもちろんだが、大会や施設、SNSなど、体験できる場の提供をサポートする。

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