ロンドンを拠点とするデザイナー パルファン(DESIGNER PARFUMS)は、2018年にLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)に売却していた「パトゥ(PATOU)」の過半数株式を買い戻した。美容業界の起業家であるディレッシュ・メータ(Dilesh Mehta)=デザイナー パルファン会長兼最高経営責任者(CEO)は、彼の持ち株会社を通じて株式を買い戻した。詳細は明らかになっていない。
メータ会長兼CEOは、「LVMHと共に『パトゥ』を再始動して、土台を築き上げられたことを光栄に思う。今後は長期的なビジョン、ブランドの伝統への敬意、そして未来への野心を持ち続けながら、『パトゥ』のさらなる成長を推進したい」とのコメントを寄せた。
彼の持ち株会社とデザイナー パルファンは、アリアナ・グランデ(Ariana Grande)やジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)などのセレブフレグランスのほか、「ギ・ラロッシュ(GUY LAROCHE)」や「ガント(GANT)」「アイグナー(AIGNER)」などの香水を手掛けている。
「パトゥ」は昨年2月、30年間にわたり休止状態にあったブランドを復活させた立役者のギョーム・アンリ(Guilaume Henry)アーティスティック・ディレクターが同職を退任。7年の間で世界中で100の取扱先を持つまでに成長し、韓国や日本では直営店を有している。
1887年生まれのジャン・パトゥ(Jean Patou)は、1914年にパリでファッションメゾンを設立しました。20〜30年代にかけてはクチュール界で名を馳せた。 36年に彼が亡くなった後、マルク・ボアン(Marc Bohan)、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)、そしてクリスチャン・ラクロワ(Christian Lacroix)らがデザイナーを務めた。ラクロワはこのブランドでの功績が認められ、LVMHが「パトゥ」から彼を引き抜き、87年に「クリスチャン・ラクロワ」を立ち上げている。