ファッション
特集 メンズブランドが揺らぎの中で立ち返る“スタンダード” 第3回 / 全7回

メンズリアルトレンド“トラッド”編 テーラリングに託す過去への思いと新しいアプローチ

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テーラリング技術やスーチングに自信があるブランド群を“トラッド”というジャンルに分けて紹介する。セレクトの分野でもトラッドスタイルをテーマにする企業は多かったが、こちらではより秋冬らしい素材や質感、シルエットを提案しているブランドが多い印象だ。また、彼らもアーカイブや原点から秋冬のテーマを設けているが、その解釈には違いがある。「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」や「ポール・スミス(PAUL SMITH)」は過去のアーカイブに寄り添い、その愛着を形にしていく。対して「ジョゼフ オム(JOSEPH HOMME)」は機能的新形態のコートを作り、「マッキントッシュ ロンドン(MACKINTOSH LONDON)」は素材からオリジナル生地を仕上げていくなど、同じトラッドでも違うアプローチを選んでいる。形式を重視するトラッドの世界だからこそ、それぞれを選ぶ意味を見つけたい。(この記事は「WWDJAPAN」2026年6月15日号からの抜粋です)

スタイル一覧

アバハウス(ABAHOUSE)

ビンテージを都会的に再解釈

“アーバン アーキタイプ”と題したテーマで、ビンテージウエアの原型が持つ普遍性に敬意を払いながら、リラックスしたシルエットや素材で再解釈する。フレンチカジュアルなテイストを持ち合わせている。注力するのは、ワイドでも品のある光沢のウール混スラックス。Vネックニットも新しい提案といえる。

「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」

テーラリングの実力はワークにも波及

アメリカン・トラディショナルをルーツとするブランドは、引き続きトラッドのテーラリングを推し進める。フェアアイルセーターなど愛着感のあるものを作りながらも、少し変わったところでワークジャケットやウインドブレーカーにも注力。ダッフルコートなどの重衣料と共に秋冬の主戦力になりそうだ。

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