LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は4月24日、13回目となる2026年度「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE以下、LVMHプライズ)」のファイナリスト9組を発表した。セミファイナリストに入っていた小塚信哉による「シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)」と浅川喜一朗による「シュタイン(SSSTEIN)」のメンズブランドは惜しくも選出されなかった。
ファイナリストのブランド名とデザイナー名、国籍は以下の通り。なお、ケニアから選出されるのは初めて。
ウィメンズ&メンズ
・「リー(LII)」ゼイン・リー(Zane Li)/中国
・「ポンテ(PONTE)」ハリー・ポンテフラクト(Harry Pontefract)/英国
ウィメンズ
・「コリーン アレン(COLLEEN ALLEN)」コリーン・アレン/米国
・「デ・ピノ(DE PINO)」ガブリエル・フィゲイレド(Gabriel Figueiredo)/フランス
・「ジュリー・ケゲルス(JULIE KEGELS)」ジュリー・ケゲルス、ベルギー
・「ペトラ・ファーゲルストローム(PETRA FAGERSTROM)」ペトラ・ファーゲルストローム/スウェーデン
・「ヨシタ 1967(YOSHITA 1967)」アニル・パディア(Anil Padia)/ケニア
ジェンダーレス
・「インスティテューション(INSTITUTION)」ガリブ・ガサノフ(Galib Gassanoff)/ジョージア
・「ザ・ヴァリー(THEVXLLEY)」ダニエル・デル・バジェ・フェルナンデス(Daniel del Valle Fernandez)/スペイン
ファイナリストの多くがメゾン経験あり
いくつかのデザイナーはメゾンでの経験を持っている。「デ・ピノ」のフィゲイレド=デザイナーは「ディオール(DIOR)」でフリーランス契約を結んでおり、「ポンテ」のポンテフラクト=デザイナーは「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」のオートクチュール“アーティザナル“コレクションの部門において、グレン・マーティンス(Glenn Martens)=クリエイティブ・ディレクターのチームの1人として活動中だ。
また、「ジュリー・ケゲルス」のケゲルス=デザイナーは、「アライア(ALAIA)」で、「ペトラ・ファーゲルストローム」のファーゲルストローム=デザイナーは「バレンシアガ(BALENCIAGA)」で、「コリーン アレン」のアレン=デザイナーは「ザ・ロウ(THE ROW)」と「カルバン・クライン コレクション(CALVIN KLEIN COLLECTION)」でそれぞれ経験を積んできた。「ヨシタ 1967」のパディア=デザイナーも「ラバンヌ(RABANNE)」や「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」「ジャックムス(JACQUEMUS)」「エレリー(ELLERY)」で実績を積んできた。
デルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=クリスチャン ディオール クチュール会長兼最高経営責任者(CEO)は、「ファイナリストたちは、独自の独創的なビジョンを示しつつ、伝統的な職人技を極め、洗練された形に解釈していた」と評価した。
新デザイナーたちの審査も見どころ
最終選考会は9月4日にパリのフォンダシオン ルイ・ヴィトン(Fondation Louis Vuitton)で開催される予定だ。昨年から複数のメゾンに新たなクリエイティブ・ディレクターが就任したこともあり、審査員陣の新たな顔ぶれと審査内容が期待される。新メンバーには、「セリーヌ(CELINE)」のマイケル・ライダー(Michael Rider)=アーティスティック・ディレクター、「ロエベ(LOEWE)」のジャック・マッコロー(Jack McCollough)とラザロ・ヘルナンデス(Lazaro Hernandez)のクリエイティブ・ディレクター、「プッチ(PUCCI)」のカミーユ・ミチェリ(Camille Miceli)=アーティスティック・ディレクターが加わる。
デザイナーの他に、昨年12月に就任したルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)会長兼CEOも新たに参加予定だ。審査員の数は昨年の12人から17人に増える。