ファッション

「コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン」2016年春夏パリ・メンズ・コレクション

REPORT

民族模様のパッチワークで描くアフリカの旅

 コレクション会場に選んだのは、国立移民史博物館。世界各国の民族衣装に着想した渡辺淳弥は、数々のエスニックな模様を取り入れることによって、得意のパッチワークに新しい表情をミックスした。特に強くインスパイアを受けたのは、アフリカの伝統的なファブリック。自然を元に描かれているカラフルなモチーフを、さまざまな形に切り取った。

 大きなフラップポケットが付いたコンパクト丈のジャケットに、ショーツや9分丈パンツをコーディネートしたサファリルックが今季のベースになっている。ポンチョカラーパレットも、太陽や大地の色をイメージさせるベージュとテラコッタ。そこに「ジュンヤ」らしいデニムやブルーを差し込んだ。ボウタイをしめたトラッドなスタイルには、骨や石、フリンジなどがたっぷりついた民族独特の大振りのアクセサリーがアクセント。歩くたびにじゃらじゃらと揺れて存在感を放つ。

 パッチワークには、英国チェックやペイズリーとともにカラフルなアフリカンモチーフをハイブリッド。ジャケットにはシンメトリーに組み合わせて端正にまとめ、後半のシャツシリーズにはいびつに重ね合わせ独特の幾何学模様を描いた。ランダムな貼り合わせや、時折誇張した太ステッチのディテールが、民族衣装ならではのハンドクラフトの温かみを感じさせた。

LOOK

COMME DES GARCONS JUNYA WATANABE MAN x コレクションの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

色で着崩すクラシック 2026-27年秋冬ウィメンズリアルトレンド特集【WWDBEAUTY付録:2026年上半期ベストコスメ発表】

「WWDJAPAN」6月22日発売号は、「リアルトレンド」ウィメンズ編です。国内アパレルやセレクト各社の2026-27年秋冬の打ち出しを一挙に紹介。シーズンのトレンド傾向から「今っぽい」をかなえるスタイリング術までを読み解きます。今季のキーワードは、「クラシック」と「エレガンス」。多くのブランドが、端正なジャケットを主役にしたトラッドスタイルをベースに、独自の解釈を加えた提案に挑戦しています。また…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。