ファッション

エースが老舗バッグメーカーの大峽製鞄を子会社化

 バッグメーカーのエースは11月末、東京の老舗バッグメーカーの大峽製鞄(おおばせいほう)の株式を取得し、子会社化した。取得株式数と取得額は非公表。2020年1月1日付で大峽製鞄の新社長にエースの畠山勉(65)執行役員マーケティング本部長が就任予定で、創業家の大峽廣男社長は顧問として同社に残る。

 大峽製鞄は1935年に大峽商店として創業。国産の上質レザーバッグや革小物、高級ランドセルを扱い、皇室御用達のバッグメーカーとしても知られている。現在、直営店はバッグ専門店の2店舗とランドセルブランドの「オオバランドセル」2店舗、革小物専門店2店舗の6店舗を構えており、19年にはホテルオークラ内のザオークラトウキョウにバッグ専門店をオープンした。百貨店でも卸売を行っており、売上高は10億円規模。

 エースは子会社化で、大峽製鞄のバッグ職人による伝統技術を次世代に継承し、国産のレザーバッグとランドセルの国内外での収益基盤の拡大を狙う。また、両社の企画開発や販売ネットワークを活用することでシナジーを模索する。エース自社になかった高級レザーバッグブランドを取得することで、ブランドポートフォリオの拡充を図る。

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