ファッション

「ゾゾユーズド」はアパレル業界のシェアリング化をどう見るか

 スタートトゥデイ傘下のクラウンジュエルが運営する「ゾゾユーズド(ZOZOUSED)」に3月1日、「コメ兵」とゲオが運営する「セカンドストリート(2ND STREET)」の2社が出店した。これまで自社で買取・販売を行ってきたクラウンジュエルだが、これを機にECモールとしてのマーケットプレイス事業を開始した形だ。これによって現在約100万点ある商品数を120万点まで伸ばし、国内最大級のリユースファッションモールを目指すという。何かと注目を集めるリユース市場だが、進化を続けるクラウンジュエルの宮澤高浩・社長は、市場をどう見ているのか。

WWD:今回の提携の経緯を教えてください。

宮澤高浩クラウンジュエル社長(以下、宮澤):「ゾゾタウン」に多くの会員数を持っていて、ユーズドに対するニーズも大きくなっている中で、自分たちの買い取りだけではない、急速な商品の確保が必要でした。それを一気にこのタイミングでやりたかったんです。

WWD:二次流通ではよく「売る在庫が足りない」という話を聞きますが。

宮澤:商品が足りないことも1つの大きな理由です。自社で買い取って販売をしていて、非常に回転率がいいんです。もっと在庫があれば、それだけニーズはあって、もっと欲しい顧客がいるのではないかと思います。

WWD:提携企業としては、売り場が広がるイメージですね。

宮澤:企業からすれば、そうですね。ヤフオクや楽天市場と同じ立ち位置になります。

WWD:今後、さらなる企業と提携する可能性はありますか?

宮澤:当然です。2社に限らず、たくさんの出店者に出ていただきたいと思っています。ビンテージなど、これまでメーンで扱ってこなかったジャンルも含めて、広げていきたいです。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。