ファッション

「ギャルソン」の最新コレクション、増田セバスチャンが自身の作品との類似性を指摘

 現代美術家で、東京・原宿のモンスターカフェなどを手掛ける増田セバスチャンが、現在「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」青山店などで展示されている、同ブランドの2018年春夏コレクションについて1月18日付で公開したブログで類似性を指摘し、SNSなどで話題になっている。ブログ内で増田セバスチャンは1月初旬からファンから「コム デ ギャルソンとのコラボレーションおめでとう」などのメッセージを受けたと指摘。10年に写真作品で、13年に立体作品で発表した代表作の「Colorful Rebelion」の写真と、「コム デ ギャルソン」の店頭ディスプレーを写した「コム デ ギャルソン」の公式インスタ画像とともに掲載している。

 増田セバスチャンは1995年に東京・原宿の店舗「6%DOKIDOKI」をオープンするなど、90年代からカラフルな色彩やポップでキッチュなオブジェを多用した“原宿カワイイカルチャー”をけん引してきたクリエイターとして知られ、2015年に「モンスターカフェ」のプロデュースなどを手掛けるかたわら、米国でアート作品も発表している。

 「コム デ ギャルソン」は18年春夏コレクションで、イラストレーターの高橋真琴とコラボレーションし、キッチュな少女性を打ち出していた。ショーでもアクセサリーとしてキッチュなおもちゃをつなぎ合わせたアクセサリーを発表していたが、今回店頭のディスプレーでは、そのアクセサリーを等身大の人型にまで拡大して展示。増田セバスチャンのブログによると、ニューヨーク、ロンドンの店舗でも展示しているという。

 類似性に関しては、増田セバスチャンの投稿に対して篠原ともえが「ギャルソン春夏2018作品見てすっかりセバスチャンさんかと!コメントのようにきっとコラボや素敵な展開になったら嬉しい」とコメント付きのリツイートを行なっている他、アーティストの大森靖子が言及するなど、SNSでも話題になっている。

 増田セバスチャンはブログの最後に、「僕はアーティストとして、“対話”を大事にしている。今回思ったこと・感じたことは、メディアなどで聞かれれば答えていこうと思っています。そして、なによりもコム デ ギャルソンの皆さんともお話出来たら一番嬉しいです」と締めくくっている。

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