ファッション

文化服装学院・文化祭2014 キャンパススタイルもラグジュアリー・ストリートが気分

 文化服装学院の文化祭が11月2〜4日までの期間、東京本校キャンパスで開催中だ。今年は「邂逅 -私と誰かの出会い-」をメインテーマに、毎年延べ2万人の来場者を集めるファッションショーをはじめ、生徒の制作作品を出品する学内バザー、飲食物販の模擬店、野外ステージでのライブなどが催されている。加えて3日には、今年ブランド20周年を迎えた丸山敬太「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」デザイナーによる講演会も行われる。

 目玉の文化祭ファッションショーⅠ部は、9シーンで構成。カイハラ、栄レース、東洋皮革、YKKファスニング プロダクツなど、さまざまな提供・協賛企業の協力を得つつ、学生が異なる素材を多種多様なテクニックで仕立て上げたデコラティブなルックが披露される。モデルのウォーキングも軽やかで、手拍子で場内を煽るなど、ファッションを楽しむマインドが随所に見受けられる。

 初日の場内では、文化在学中の「ファリーン トーキョー(FALINE TOKYO)」販売員のユースケ・デビルやRIANGEL、「クリスチャン ダダ(CHRISTIAN DADA)」販売員のTaiga、雑誌「セダ」の専属モデルの長谷川瑞希らが、個性的なファッションを見せた。また、ファッション専門学校の文化祭らしく、学内を行き交う人々のファッションは細部にこだわりのアレンジが満載だ。ジャケットの胸もとにシャツの裾地を重ねて切り返し風に見せたり、ファスナーを斜めに加えることでブルゾンのシルエットに変化を加えたり。花柄をのせたボルドー・サテンのスラックスなど、自分で作った独特の生地感のアイテムをさらりと取り入れているのも特徴だ。そんな文化服装学院にも、近年のストリートを席巻するラグジュアリー・ストリートのトレンドが押し寄せている。人気のブランドとして上がるのは「フード バイ エア(HOOD BY AIR)」「ディーティーティーケー(D.TT.K)」「ケーティーゼット(KTZ)」など。モノトーンのカラーパレットで、インパクトのあるプリントアイテムをアクセントにしたIラインのストリートスタイルが幅をきかせており、キャンパスのスタイルを二分していた。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

東京デザイナーは”らしさ”を超越する

「WWDJAPAN」9月16日号は、2025年春夏の「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」をはじめ、東京デザイナーたちの最新コレクションを特集します。9月2日から7日にわたって開催した「東京コレクション」では、フィジカル発表とデジタル発表を含めて、全33のブランドが参加しました。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。