ビューティ

ヘアカラー専門店は“地域密着”が好調の要因

 2012年に日本で唯一の「ウエラ」公認のヘアカラー専門店として誕生した「カラーラバー(colorlover)」は、12月5日に新たに「カラーラバー 学芸大学 アネックス」をオープン。同ブランドとしては都内で5店舗目の出店と好調だ。
 
 東急東横線の学芸大学駅にはもともと「カラーラバー」が1店舗あったにもかかわらず同じエリアに出店した理由については、「学芸大学駅の西口でやっていた店舗が好調で予約も取りづらくなったので、次は新しく東口に『アネックス店』をオープンした。来店するお客さまはほとんどが、地元に住んでいる人、もしくは職場が店の近くの人といった地域密着店なので、同じエリアに出店しても奪い合うことなく、西口と東口に分けることで、より多くのお客さまに来店してもらえると考えた」と平峯真由美・店長は語る。同ブランドは自由が丘駅にも2店舗出店しており、同じエリアに出店することで、その地域のお客が気軽に来店できる仕組みを作っている。

 「ずっときれいを、もっと気軽に」をサロンのコンセプトに、オートシャンプーやセルフブローなどを導入することで、人件費をおさえ、高品質なヘアカラーを低価格で提供しているのも人気の要因。使用するのは、「ウエラ」のカラー剤がメインで、人気の「イルミナカラー」をフルラインアップしている。価格は、全体染め(コレストンカラー剤使用)3500円~、(イルミナカラー剤使用)4500円~と、表参道・青山などのサロンと比べると低価格となっている。「主に30~50代の主婦のお客さまが多く、8~9割がグレイカラー(白髪染め)を希望される。リタッチなどのメンテナンスでの来店も多く、早い人なら1週間ごとに来店する。時間も1時間程度なので、空いた時間に気軽に来店できるのも地域密着店ならではで、そこが受け入れてられている」。

 現在、同ブランドでは、ヘアカラーとともにスカルプケアやトリートメントをセットにしたお得なコースメニューの提案を強化。ヘアカラーの持ちとスカルプケアの関係などを説明することで、コースで施術を希望するお客も増えている。

 また、ヘアカラー専門店は、短時間勤務もしやすく、パートタイムで働く人も多い。一度美容師から離れた“休眠美容師”にとっても働きやすい環境ともいえ、リクルート面でも注目だ。「『カラーラバー』なら短時間での勤務も可能なので、子育て中ママさん美容師やヘアメイクとのダブルワークなど、多様な働き方ができる。そうした働き方を選べるのも同店の魅力となっている」。

■カラーラバー 学芸大学 アネックス
住所:東京都目黒区中央町1-19-14 メディス学芸大学2F

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

東京デザイナーがさらけだす“ありのまま”【WWDJAPAN BEAUTY付録:「第7回 WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト」結果発表】

3月25日発売号の「WWDJAPAN」は、2024-25年秋冬シーズンの「楽天ファッション・ウィーク東京(RAKUTEN FASHION WEEK TOKYO以下、東コレ)」特集です。3月11日〜16日の6日間で、全43ブランドが参加しました。今季のハイライトの1つは、今まで以上にウィメンズブランドが、ジェンダーの固定観念を吹っ切ったことでした。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。