ファッション

フリル付きバッグ「エロイーズ」が子ども服を本格始動

 大ぶりのフリルをあしらったトートバッグがシグネチャーのバッグブランド「エロイーズ(HELOYSE)」は2017年春夏、子ども服を本格スタートする。“フリー・ロケーション(「場所を選ばない」の意)”をコンセプトに、通常水着に使用する素材を用いたロンパースやTシャツ、ワンピース、ショートパンツなどをラインアップ。シンプルな単色のものから動物のモチーフや花柄などのオリジナルプリントをのせたものまでそろえる。中心価格帯は1万2000〜1万5000円。子どもの肌に直線触れることを考え、目の行き届く日本での生産にこだわった。また、親子兼用で使えるフリル付きのミニリュックなどのバッグも提案する。

 今回、子ども服を始める背景には、同ブランドを手掛ける峰理絵ボンボン最高経営責任者(CEO)兼デザイナーの水着のデザイナーとしてのキャリアがある。「『エロイーズ』を立ち上げる前は、15年ほど水着のデザインに携わっていた。母になり、よく旅行に行く中で、着まわせて、楽で、可愛い子ども服がほしいと思ったのがきっかけ」と峰CEO兼デザイナー。「着心地のいいものでないと子どもは着てくれない。水着の素材はストレッチが効いていて、濡れても乾くのが早いのがメリット。場所を選ばず、いろんなシーンで着られるアイテムを提案したい」と話す。

 同ブランドは11年、「ラグジュアリーな布のバッグを作りたい」という思いから峰CEO兼デザイナーが友人とともに設立。“ボンボンバタフライ”と呼ぶ存在感のあるフリル装飾を配したシャンタン素材のバッグからスタートし、アメリカでのテストマーケティングを経て、徐々に素材やデザインのバリエーションを拡大してきた。Lサイズのトートはママバッグとしても好評で、ギフト需要も高い。現在はバーニーズ ニューヨーク銀座店や福岡店の他、ECサイトのエル・ショップなどで取り扱われている。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。