ファッション

「ビッグジョン」新たな柱“M3”で新顧客獲得

 岡山県倉敷市の老舗ジーンズメーカーであるビッグジョンは、スリムフィットの“M3”シリーズとコットン100%のベーシックなジーンズ“M1”シリーズに注力している。地元・児島の協力工場で生産するメード・イン・ジャパンが8割を占め、価格帯は両シリーズとも1万円前後と以前より引き上げた。販路は全国のジーンズ専門店や百貨店、セレクトショップが中心で、ビームスやベイクルーズ、ユナイテッドアローズなどの各業態では、メンズ、ウィメンズともに別注も行っている。「“M3”シリーズを作ったことで、細身=ビッグジョン、と選んでいただくことも増えた。以前からのファンの方に支持されていることはもちろん、ブランドを知らなかった若い方には、先入観なくブランドが受け入れられている」と原田裕介ビッグジョン営業担当。“M1”シリーズがオーセンティックな紙のフラッシャーや大きなロゴ入りのパッチを使用する一方で、“M3”シリーズではシンプルなパッチときゃしゃなロゴを採用するなど、イメージの差別化も図った。中空糸を使用した軽量ジーンズ“ビッグジョン エアー”や、ハイパワーストレッチの“コンプリートフリー”などにも力を入れており、今後はさらに高価格帯の商品も提案する考えだ。

 ビッグジョンは1940年創業。65年に他社に先駆けて国産ジーンズを開発したことで知られている。近年は業績の不振が続き、2013年4月から官民ファンド「おかやま企業再生ファンド」の支援で出資や人材投入などの経営指導を受けてきた。年商は3年前の1.5倍程度に回復している。

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