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エアビーアンドビーの新東京オフィスに潜入 新宿の街を一望できる開放感ある空間

コミュニティー主導型ホスピタリティー企業エアビーアンドビー(AIRBNB)は今年7月、東京・新宿に新オフィスをオープンした。同企業は2008年、カリフォルニアで創業。「暮らすように旅をしよう」をテーマに、世界中で人々が宿泊施設を掲載・発見・予約ができる宿泊コミュニティー・マーケットプレイスで、現在191カ国以上、3万4000都市以上に広がっている。登録物件数は世界で約250万件、国内で約4万件。宿泊利用者数は世界で通算1億人ともいわれている。現在開催中のリオデジャネイロ5輪の代替宿泊施設の公式サプライヤーに選ばれた。同社はリオデジャネイロ市内だけでも7600万ドル(約76億7600万円)の経済効果が見込めると予測している。

日本法人は14年5月に設立。法人用シェアオフィス内にオフィスを構えていたが、米本社の社内環境チームと東京オフィスの社員が密に話し合い、デザインやフロアプランを決定し、日本の設計会社サポーズデザインオフィス(SUPPOSE DESIGN OFFICE)と協業で新オフィスを開設した。広さは約500平方メートル。エアビーアンドビーの企業文化である"ビロング・エニウェア=あらゆる場所に溶け込むように"の精神を反映し、日本独自のアイデンティティーとデザインを取り入れた空間になっている。このオフィスの完成には約1年を費やした。

オフィスに一歩入るとカフェスペースになっており、2階まで吹き抜けの高い天井が開放的な雰囲気だ。2階はライブラリーになっている。新オフィスはワークスペースや4つのミーティングスペース、セミプライベートの電話ブースなどで構成。ミーティングルームはエアビーアンドビーに登録しているバルセロナやプラハ、ティファナ、米オレゴン州テアボーンのスーパーホスト(5つ星レビューや年間10件以上の宿泊実績など高い基準がある)の部屋からインスパイアされた部屋になっている。各部屋のデコレーションは東京オフィスの社員が行った。

以前のオフィスはシェアオフィスの一部だったため、共用スペースが限られていたが、新オフィスはワークスペースをはじめ、社員全員がシェアするスタイルになっている。社員はオフィスを自由に移動でき、他の社員との交流を通して効率的にチームワークができる環境だ。そのため、仕事が終わったら各社員がパソコンや資料を収納するロッカーを設置。ワークスペースの一部には、高さ調節可能なデスクが設置されたエリアもあれば、畳の縁側を設置したスペースも。縁側スペースでは社員は靴を脱いで座布団に座り、新宿の景観を見ながら仕事をしたり、休憩できるようになっている。一人で仕事に集中したい場合は、茶室をイメージした電話ブースで仕事することもできる。

カフェスペースで社員は、朝食やランチをとったりワークスペースとしても使用することができる。ハッピーアワーなども開催する。また、スクリーンが設置されており、プレゼンテーションスペースとしても使用できるようになっている。また今後、イベントスペースとしても活用する予定だ。