ファッション

「マーガレット・ハウエル メンズ」2014-15年秋冬ロンドン・メンズ 存在感のあるコートを上品にまとう

 「マーガレット・ハウエル メンズ(MARGARET HOWELL MENS)」の2014-15年秋冬コレクションは、男らしく逞しいアウターと、ブランドらしい落ち着きや上品さを感じさせるセンタープリーツのスリムパンツによるコンビネーションで生み出す、コントラストの効いたシルエットが印象的だ。逞しいからこそ洗練された印象を失いがちな、存在感たっぷりのアウターを上品にまとっている。

 スエードのようにわずかに毛足を感じさせるレザーのワークジャケット、肉厚のメルトンで作る構築的なPコート、そして最近多いボックスシルエットで若干裾を伸ばしたジャケット——。アウターやトップスは、心地よさ一辺倒だった時代への別れを告げる、どちらかといえばマスキュリンで「マーガレット・ハウエル」にしては"強い"アイテムだ。しかし、これに合わせるパンツは、"らしさ"満載の上品なスリム。クッションのあるスリムテーパードは、スッキリしたシルエットで、上半身のパワフルなボリュームを中和する。逆に、トップスがタイトなショールカラーのケーブルニットやタートルネックなら、ボトムスは1タックのワーク調。控えめながら相反するシルエット・ムードのアイテムを合わせ、全体をダルトーン(グレーの混じるニュアンスカラー)でまとめることにより、程よくコンテンポラリーで調和の取れたスタイルを導いた。

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